空港の駅に降り立つと耳に飛び込んでくるのは多国籍な言語。国内に居ながらにして不思議なコスモポリタン機分を味わえる場所なのだ。今回は第1ターミナルのグルメを探索!第1ターミナルの4階は地元成田や千葉、東京からの名店の味が揃うレストラン街。展望デッキに面した5階では、フードコートでもっとカジュアルに楽しむのもおすすめだ。

展望デッキが見える特等席でオトナの贅沢を!『不二家レストラン』@中央ビル5階

展望デッキに面した窓際の席に座れば、離着陸する飛行機が見える。空港ならではの特等席だ。これから向かう異国へ想いを馳せるもよし、旅の高揚感に浸りながら、ぜひ満喫してほしいメニューが揃うのが『不二家レストラン』だ。

中でもそんな気分にピッタリなのが「大人のお子様ランチ」。そもそもお子様ランチって昔家族で行った懐かしのハレの日の味であり、憧れの洋食がワンプレートに揃っているわけで。不二家のそれはもちろん絶品。

FUJIYA’S大人のお子様ランチ2200円

『不二家レストラン』FUJIYA’S大人のお子様ランチ 2200円 洋食のキラーコンテンツがワンプレートに。粗挽きで肉の食感しっかりのハンバーグや、中がトロリとして風味抜群のカニクリームコロッケなど、随所にこだわり満載の味だ

こだわりデミグラスソースの豪州産ビーフ100%のハンバーグに太くプリサクッとしたエビフライ、ふわふわトロリのオムライスの中にはコンソメの効いたチキンライス……。パフェやイタリアンショートケーキだって見逃せない。大人も子どももみ〜んな楽しめる。

『不二家レストラン』店長:加藤広幸さん

店長:加藤広幸さん「カリッと揚がったエビの衣は毎朝パン粉づけしてます」

『不二家レストラン』

[電話]0476-32-5951
[営業時間]8時〜21時(20時LO)
[休日]無休
[交通]京成電鉄・JR成田空港駅から徒歩5分
※来店の状況によって展望デッキが見えない場合もあります。

鮮度、技術、秘伝のタレ。三拍子揃った成田名店の味『川豊(かわとよ)成田空港店』@中央ビル4階

『川豊』と言えば、明治43年創業の、成田山参道に本店を構えるうなぎの名店。厳選したうなぎを“割きたて、蒸したて、焼きたて”で出す。成田が誇るその味をそのままに、空港で味わえるというのがうれしい。

うな重(竹)4650円

『川豊(かわとよ)成田空港店』うな重(竹) 4650円 本店で10年以上修業した職人が1串1串丁寧に焼き上げる。秘伝のタレは、本店の甕から分けて継ぎ足ししているものだ。良質のうなぎと調理の技にこだわった、本店と遜色ない『川豊』の味だ

素材の目利きと鮮度のよさ、この道50年以上の親方から伝授されている技術、そして継ぎ足しのタレ、三拍子揃って初めて出来上がる味だ。お重を開けるとこんがりした焼き色と照り、タレの香りが鼻をくすぐって一気に気分があがる。

たまらず掻き込むと、ふわとろりんとしたうなぎが力強い旨みとともに口中にとろける。タレは甘すぎず辛すぎず。焼きの香ばしさも相まって香りもよく、旨みは後をひく。

空港店ゆえ提供が早いのも魅力。ひと足早く空港に向かって立ち寄りたい。

『川豊(かわとよ)成田空港店』

[電話]0476-32-7518
[営業時間]8時〜20時半LO
[休日]無休
[交通]京成電鉄・JR成田空港駅から徒歩5分

【サッと食べたいならフードコートへ!】

第1ターミナルのグルメエリアを5階に上がると、右手にはさまざまな軽食が揃うフードコートが広がっている。使い勝手よろしく、いつも賑わっている。

屋台な気分で気軽に本格タイ料理を!『タイ国料理ジャイタイ』@中央ビル5階

店名の『ジャイタイ』はタイの心の意味。フードコートらしいカジュアルなスタイルながら、味は本格的なタイ料理だ。創業からは30年ほど経ち、シェフもタイ本国からのベテランが腕を振るっている。

カオガパオガイ(鶏肉とバジルの唐辛子炒め目玉焼き付)1300円、パッタイ(海老入り焼きそば)1300円

『タイ国料理ジャイタイ』(手前)カオガパオガイ(鶏肉とバジルの唐辛子炒め目玉焼き付) 1300円 (奥)パッタイ(海老入り焼きそば) 1300円 16種類のワンプレート、4種のタイカレーほか、トムヤンクンスープやサラダ、ココナッツプティングなどのデザートも。パッタイの米麺、ガパオのタイ米にのった目玉焼きやホーリーバジルの香りも気分だ。乾燥赤唐辛子とナンプラーを足すもよし

「日本人向けに辛さは少し控えめに、食べやすくしている」とはいうが、食卓の調味料で調整も可能。香りも辛さも存分に味わえる。

1番人気という「カオガパオガイ」(鶏ひき肉のバジル炒め)は、ピリッとした辛さにナンプラーの旨みやバジルの香りも効いて気分満点だし、甘酸っぱいタマリンドペーストや唐辛子、エビの風味も合わさったタイ風焼きそば「パッタイ」も◎。

ここにタイのビール「シンハー」を合わせればもう気分は現地でしょ。ほかにも14種のワンプレートやタイカレーなども揃っている。

『タイ国料理ジャイタイ』

[電話]0476-32-9191
[営業時間]10時〜20時半LO
[休日]無休
[交通]京成電鉄・JR成田空港駅から徒歩5分

北海の幸がふっくら包まれ朝から満足!『吟しゃり北海道』@中央ビル5階

日本人のソウルフード「おにぎり」。それと北海道産の海や大地の幸がコラボした味が、朝8時から空港で食べられるのはうれしい。しかも、注文してから目の前でふっくら握ってくれるできたて。使っているお米は北海道産特A米の「ふっくりんこ」。一粒ひと粒がしっかりして甘みがある。

で、おすすめは「お野菜たっぷり定食A」。15種類から好きな具材のおにぎりを選べて、自家製豚汁と生野菜たっぷりのサラダが付く。

野菜たっぷり定食A1350円

『吟しゃり北海道』野菜たっぷり定食A 1350円(写真は北海三昧) 具材には「知床産しゃけ」や「虎杖浜加工のたらこ」、北海道産の「クリームチーズ」などのこだわりが。握りたてのおにぎりはふっくら温かく、海苔もおいしい。「野菜たっぷり定食」は選べるおにぎりの種類が少し高価な「S」(1550円)もあり

本日はおにぎりの1番人気という「北海三昧」をチョイス。具材に北海道産の鮭とたらことホタテがたっぷり入って絶妙なコンビ。うんま〜。

1個180gとサイズも大きく、豚汁は野菜がたっぷりゴロゴロだ。「卵黄醤油漬け」や「アボカドチーズ」など他にも気になるものはいっぱいある。

『吟しゃり北海道』

[電話]0476-32-7441
[営業時間]8時〜20時LO
[休日]無休
[交通]京成電鉄・JR成田空港駅から徒歩5分

選ぶのに迷う、さまざまな味を気軽に楽しめる

気分次第でしかもサッと食べたいなら5階のフードコートへ。席数も多く、開放的。さまざまな味をビールなども一緒に気軽に楽しむことができる。

全7店のラインナップも多様だ。自家製麺のうどん専門店『杵屋麦丸』、明太子ご飯もおすすめの横浜家系ラーメン『壱角屋』、ジャージャー麺や本格中華の定食もありの『成葉軒』、トンカツやカレーを中心にした定食の店『ウィリアムズ』、箸で食べるスパゲッティ専門店『五右衛門』。『ジャイタイ』や『吟シャリ』も合わせて、選ぶのに迷うくらいだ。旅行客はもちろん、休憩中と思しき航空会社のスタッフなどもいて、雰囲気丸ごと楽しみたい。

撮影/小島昇、取材/池田一郎

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