山手線沿線で「高貴な空気」が漂う、真のセレブが住む邸宅街とは?
山手線沿線にありながら、乗り換え路線はなく、改札も1つのみ。閑静で優雅な雰囲気が漂い、都内有数の“お屋敷街”と呼ばれる街。
それが、本日ご紹介するエリア「目白」である。なぜ、この街に大人は魅了されるのか。その理由を徹底解剖する!
東京の街の個性を徹底調査する連載「東京ご近所探訪」。過去にご紹介した街も、要チェック!
今月のエリア【目白】

今回取り上げるのは、山手線の北西部に位置する「目白」。
住所は豊島区目白1丁目から5丁目だが、駅西側の新宿区下落合も目白エリアの一部となっている。
閑静で優雅な雰囲気の漂う高級住宅街

目白駅は山手線では珍しい一路線のみの駅。かつ、改札口がひとつだけ。2000年に改築された駅舎は空の抜けがお見事
目白在住20年の住民によれば「いい意味でなにもないのが目白の良さ」だという。
さらに「駅前に大きなスーパーもパチンコ店もありません。駅の東側は文教地区ですし、目白通りから少し入れば高級住宅街。身なりも立ち居振る舞いも上品な人が多くて、上質を求める富裕層のニーズを汲んで進化していると感じます」
なかでも、目白3丁目に佇む「徳川ビレッジ」は別格だ。
昭和7年、尾張徳川家が麻布から目白に屋敷を移し、後に敷地内に33の邸宅と女子専用の高級学生寮を建設。
いまも外交官や外資系企業の役員など富裕層が暮らしている。

高低差のある立地で、駅のすぐ横にも急な階段が。
高台は古くからのお屋敷街。いまも大邸宅が立ち並ぶ。
目白を代表する人気洋食店!『目白 旬香亭』
駅前の商業施設「トラッド目白」にある洋食店『目白 旬香亭』は、今や目白を代表する人気店に。
かつて赤坂にあった洋食の名店『旬香亭』の流れを汲んだ、フレンチや懐石の技法を採り入れるスタイルは健在だ。
「毎日のように来られるお客様には、メニューにない料理をお出しすることもあります」と古賀達彦シェフ。

「ステーキハンバーグ(350g)」2,900円
古賀シェフは「“徳川ビレッジ”をはじめ、大きな戸建てに昔から住んでいる方が多く、お客様の年齢層は高め。毎日のように通ってくださる方もいらっしゃいます。年末年始やお盆は独立したお子さんたちが帰省してくるので、親子3代で来店される方が増えるのも特徴的ですね」と話す。
駅前の『ブラッスリー ラ・ムジカ』も、平日は地元のリピーターが大半だそう。
オーナーシェフである梶村良仁さんは「大きな変化を好まない一面もありますが、一度関係を築ければ人として深い付き合いができる街です。
コロナ禍前は、お客様に誘われて、別荘に遊びに行ったこともありました」と語り、目白の居心地の良さを絶賛する。
リピーター多数の人気店!『ブラッスリー ラ・ムジカ』

目白という街の名を冠したスペシャリテの「目白の秋刀魚」2,480円。

お店は駅徒歩1分という好立地。山手線の線路沿いにオープンして15年。高級住宅街に住む地元の住民が通う人気店に
目白駅の東側は、学習院や川村学園、目白小学校などが並び、西側よりさらに落ち着いた雰囲気が漂う。
その一角に佇む『ル・ヴァンキャトル』の北野智一オーナーシェフは「周辺は本当に静かで品のある住宅街。通勤や通学以外の人通りはほとんどありません。平日は、学校の送り迎えのお母様たちのランチ会も多いですね」と話す。
本格フレンチが身近にあるのも、暮らしに豊かさを添えるポイントになっている。
住民に愛される正統派フレンチ『ル・ヴァンキャトル』

写真はコースより「北海道産エゾ鹿のロティ」。
ランチ 4,600円〜、ディナー 7,000円〜。

2013年オープンの正統派フレンチ。
雑司ヶ谷との中間にあるため、目白に加えて文京区の高級住宅街の住民からも、誕生日や記念日などハレの日に行きたい地元の名店として支持されている。

洋菓子の『エーグル ドゥース』、甘味処『志むら』など、実力派の個人店も多い目白通り。
じつは駅の西側が豊島区と新宿区の区境になっている。
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再開発で大きく様変わりする街も多いが、目白には「変わらない」ことに価値を見出す余裕がある。
人生に落ち着きが出てきた頃合いに、こういう街で暮らしてみたい。
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