【財務省】2022年度予算が成立 参院選見据えた駆け引きも
鈴木俊一財務相は予算成立を受けた22日の記者会見で予算の意義について「21年度補正予算と一体で新型コロナ対策に万全を期し、成長と分配の好循環による新しい資本主義の実現を図る」と強調。「経済を立て直し、財政健全化に取り組むため予算の迅速で着実な執行を進める」とも語り、財政規律への配慮もにじませた。
ただ、記者団から22年度予算にも前年度と同様、国会審議を必要としない予備費5兆円が盛り込まれた点を問われた鈴木氏は「5兆円の措置は国民の安心感に繋がる」と指摘。「最後まで使っていいとは考えていない。臨機応変にやっていく」とも述べたが「臨機応変」の具体策など歳出改革の必要性には踏み込まなかった。
一方、22日の外国為替市場の円相場で、利上げを加速させる米国と日本との金利差拡大への観測から一時1ドル121円台を付け、約6年ぶりの円安ドル高水準になった。日本経済への影響に関し、鈴木氏は「国民生活への悪影響を最小限に抑えることが重要だ」と述べるにとどめた一方、円安基調が続けば物価上昇要因になるとも指摘。鈴木氏の下でも日本の財政は際限のない歳出増が続きそうだ。
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