パスワード管理アプリで快適なスマートライフを! 自分の使い方に合わせたアプリの選び方を解説

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●パスワード管理アプリのススメ
現在の私たちは、スマートフォンからありとあらゆるオンラインサービスを日常的に利用しています。

・オンラインショップ
・動画配信サービス
・音楽配信サービス
・SNS
・ストレージサービス

これらのサービスで必ず必要になるのが、ユーザーIDやパスワードです。
普段利用しているオンラインサービスだけでも数十以上あるという人も少なくないと思います。

しかしながら、その管理を厳重に行っている人は意外と少ないようです。

「パスワードを覚えるのが大変だから数種類のパスワードを使い回している」
「忘れないようにスマホのメモ帳に保存している」

このような人はかなりいるのではないでしょうか。
そこでオススメしたいのが「パスワード管理アプリ」です。


アプリを検索すれば数多くのパスワード管理アプリがヒットする



●自分の使い方に合わせてアプリを選択しよう
パスワード管理アプリとは、さまざまなサービスで利用しているパスワードを一括で管理するものです。
これを利用すればパスワード管理アプリのパスワードだけ覚えておけば良いので、パスワードを使い回す必要がなくなります。

パスワードを使い回さずに個別で設定することが容易になれば、
万が一どこかのオンラインサービスでパスワードが漏洩・流出したとしても、被害を最小限に食い止めることができます。


同じパスワードを使い回すだけでも犯罪被害のリスクは跳ね上がる


また、スマートフォンやPCのメモ帳などにパスワードをメモしておくことは、非常に危険な行為です。
スマートフォンを覗き見られてしまえば、簡単にパスワードを盗まれてしまいます。

最低でもメモにパスワードロックを掛けたり、暗号化を行ったフォルダに保存する必要がありますが、スマートフォンでこれをするには設定の変更を行う必要があるなど手間がかかります。
また、専用アプリではないために入力フォームや管理システムがなく、管理が非常に煩雑になります。

そういった手間やリスク対策をすべて一括で簡単に行ってくれるのも、パスワード管理アプリの優秀な点です。

パスワード管理アプリは多数ありますが、

・パスワードを特定の入力フォームで管理するので一覧性や視認性が良い
・パスワードをカテゴリーごとに管理できる
・検索機能で目的のパスワードをすぐに見つけられる
・外部サービスとの同期機能などでデータのバックアップや更新が簡単

このような特徴を備えたものが多く、いずれも閲覧性の良さや管理のしやすさを特徴としています。


筆者が利用している「SIS - パス管理」は、カテゴリーを自分で作成できるので非常に管理しやすい


パスワード管理アプリは基本的に有料です。
セキュリティ管理の要となるものであるため、実績や信頼のあるセキュリティ関連企業が提供しているものを利用するのが基本となります。

しかしながら、中には50件までなら無料で登録可能なアプリや、広告を表示することで完全無料としているアプリもあります。
自分の使い方や料金体系によって、利用するパスワード管理アプリを選択すると良いでしょう。


使っているパスワード管理アプリの提供が終了したり使えなくなってしまっては困る。信頼のあるメーカーを選ぼう


パスワード管理アプリを用いることによって、管理しなければいけないパスワードを、

・パスワード管理用のパスワード
・スマートフォンのロック解除用(生体認証用)のパスワード

これら2つのみにできることが大きなメリットです。

パスワード管理アプリによってはスマートフォンの生体認証を利用できるものもありますが、
生体認証機能が故障した場合には手動でのパスワード入力が必要となるため、覚えておく必要があるパスワードは2つとなります。

生体認証が利用できるパスワード管理アプリであれば、アプリ自体のセキュリティも高くできます。


アプリ自体のセキュリティが高くなければ意味がない



●日々増え続けるパスワードに悩まないために
オンラインサービスが便利になればなるほど煩わしく面倒になるのがパスワード管理です。
その面倒を一括管理することで、より便利に、より簡単に、よりセキュリティを高くしてくれるパスワード管理アプリを使わない理由はありません。

アプリによっては、
・パスワードの自動生成
・分かりづらいパスワードを手順に沿って作成
こういった機能を持ったものもあります。

利用するサービスごとにパスワードを考えるのが面倒という人は、こういったアプリを選択するのも良いでしょう。

私たちの生活をより便利に、より快適にしてくれるオンラインサービスを気兼ねなく安全に利用するためにも、パスワード管理アプリの導入をオススメします。




執筆 秋吉 健