戦時中、日本は中国や東南アジアに進駐したが、中国と東南アジア諸国では日本に対する評価は全く違う。中国が「日本への恨みを忘れるな」を合言葉にしているのとは対照的に、東南アジア諸国は比較的親日だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 戦時中、日本は中国や東南アジアに進駐したが、中国と東南アジア諸国では日本に対する評価は全く違う。中国が「日本への恨みを忘れるな」を合言葉にしているのとは対照的に、東南アジア諸国は比較的親日だ。

 中国人からすれば、東南アジア諸国が中国と違って日本に対して否定的でないのは理解し難いようだが、中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、「東南アジアが日本を恨まない理由」を分析した動画を配信した。

 動画ではまず、中国と東南アジアでは当時、「置かれた状況」が全く違っていたと指摘している。東南アジア諸国が、それぞれ英国やスペイン、米国などに植民地にされ苦しんでいたのに対し、「中国は独立国」だったからだという。そのため、東南アジア諸国にとって日本は植民地支配から解放してくれた国だったと指摘した。

 また、日本は東南アジアでは悪事を行わず、英国など先の支配国と比べてもずっと「まし」だったとも指摘した。これは、占領していた時期が短かったこともあるだろうと推測している。

 そればかりか、日本は東南アジアに工場を建てて現地の人々に就業機会を与え、見える形で利益をもたらしたほか、戦後は賠償金も払っているので日本に対する心証は良いとした。

 記事は中国と東南アジア諸国の対日感情が違うのは、あくまでタイミングや置かれた環境が違っていたからと言いたいようだ。中国が執拗に繰り返し持ち出す歴史問題は政治利用の感が否めないが、それが変わることは今後もなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)