中国では「日本経済は長らく停滞しており、日本はもはや落ちぶれた」などと言われている。しかし、中国の動画サイトは、「日本を正しく理解しよう」と呼び掛ける動画を配信した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では「日本経済は長らく停滞しており、日本はもはや落ちぶれた」などと言われている。しかし、中国の動画サイト・西瓜視頻は17日、「日本を正しく理解しよう」と呼び掛ける動画を配信した。動画では、日本について話す数人の専門家の講演を紹介し、メディアの情報をうのみにしないよう注意を促している。

 例えば、日本の国内総生産(GDP)はバブル崩壊後、ほとんど成長しておらず横ばいが続いている、というのは中国でもよく知られているが、日本の対外純資産が莫大で、世界一であることはほとんどの中国人が知らないと指摘した。日本の国内総生産は成長していなくても、海外で儲けることができるのだと説明している。

 このほか、中国人がよく知る日本の優秀な私立大学は早稲田大学だが、慶応大学も早稲田と肩を並べる優秀な大学だということはほとんど知らないと指摘した。また、ノーベル賞受賞者を多く輩出しているのは京都大学だが、東京大学は知られていても京都大学を知らない人も多いと伝えており、こうした情報は中国メディアの情報からだけではなかなか知り得ないことだとしている。

 動画では、メディアから得た情報をうのみにして日本を叩けば確かにすっきりするが、無知をさらすだけだと注意を促している。これに対して寄せられたコメントを見ると、多くの人が、「確かに日本から学ぶことは多い」、「耳が痛いが、真実だ」、「本当のことを知っているのはいつも一握り。公式の情報は簡単に信じてはいけない」など、反省のコメントを寄せていた。

 中国では、ネットの情報をそのまま信じてしまうだけでなく、内容が真偽不明でも気軽に転送してしまうためか、間違った情報が氾濫しがちだ。中国には隣国として日本をより正確に理解して欲しいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)