Microsoftが新型コロナウイルスパンデミックに伴うボーナスとして、従業員に1500ドル(約16万円)を支給したと海外メディアのThe Vergeが報じています。

Microsoft is giving employees a $1,500 pandemic bonus - The Verge

https://www.theverge.com/2021/7/8/22568582/microsoft-employee-pandemic-bonus-1500-dollars

$1,500 Bonus For Microsoft Employees: 'Keep Tech Workers Happy'

https://www.ibtimes.com/1500-bonus-microsoft-employees-keep-tech-workers-happy-3247658

The Vergeが独自に入手したMicrosoftの社内情報によると、同社の最高人事責任者であるキャスリーン・ホーガン氏は従業員に向けて「パンデミックボーナス」というユニークな贈り物をしたとのこと。パンデミックボーナスはアメリカだけでなくすべての地域のMicrosoft従業員に支給される予定であり、支給の条件は「2021年3月31日以前から働いていること」だけで、パートタイム労働者や時給制のスタッフも支給対象者となります。



Microsoftは世界中に17万5508人の従業員を抱えていますが、Microsoftの傘下にあるLinkedIn、GitHub、ゼニマックス・メディアの従業員はボーナス支給対象外となる模様。Microsoftのパンデミックボーナスの総額は約2億ドル(約220億円)にものぼりますが、これは同社にとって2日未満で稼げる金額であるとThe Vergeは指摘しています。

新型コロナウイルスのパンデミックに際して従業員をサポートするためにボーナスを支給したのはMicrosoftだけではありません。Facebookは4万5000人の従業員に対して1000ドル(約11万円)のパンデミックボーナスを支給しており、同社のマーク・ザッカーバーグCEOは支給理由を「新型コロナウイルスによる経済的影響を相殺するため」と説明しています。



他にも、Amazonは倉庫作業員や配達員といったパンデミック期間に活躍した従業員に対して300ドル(約3万3000円)を、The Vergeの所有者であるVox Mediaは1000ドル(約11万円)を、イギリスの大手通信事業者であるBTグループは1500ポンド(約23万円)をパンデミックボーナスとして従業員に支給しています。



Microsoftは新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来ワシントン州の非営利団体に9800万ドル(約110億円)以上を寄付しており、2021年7月までにさらに6000万ドル(約66億円)の支援を行う予定であると述べています。なお、新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、MicrosoftはクラウドサービスやPC、ゲーム機の需要増により、少なくとも1600億ドル(約18兆円)の収益を生み出しています。