36歳でも“日本の皇帝”に漂う絶対的安心感 完成されている守備の柱
今夏は契約延長の問題もあり、フランクフルトではFW鎌田大地の話題が多く挙がっていた。昨季の活躍ぶりもあり、フランクフルトでスターになれるのではと期待されているのだ。
しかし、期待されているのは鎌田だけではない。期待というよりは絶対的な安心感と表現した方が近いか。今季もDF長谷部誠の存在は絶対的なものとなっている。
開幕節のアルミニア・ビーレフェルト戦では鎌田と長谷部の両方が先発しており、長谷部の評価は相変わらず安定している。
36歳の長谷部がこのレベルで戦い続けることが出来ているのが信じられないようで、最終ライン統率とビルドアップの両方で高いパフォーマンスを披露している。
どこまでフル稼働できるかは分からないが、長谷部の安定感と経験値は指揮官アドルフ・ヒュッターにとって大きい。鎌田に関しては未知数な部分も多いが、長谷部は計算が成り立つ選手なのだ。
残念ながら鎌田はアルミニア・ビーレフェルト戦でインパクトを残せず、同メディアも完全にログオフ状態だったと厳しい評価を下している。
鎌田はまだこれからといったところだが、長谷部はもう完成している。フランクフルトが上位へ食い込めるかどうかは、長谷部が統率する守備にかかっている。