Google画像検索が強化、人物名など関連情報を合わせて表示。米国から開始
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似たような写真を探したり、その写真に写っているものが何であるかを調べるのによく使われるGoogleの画像検索ですが、ますます便利になりそうです。

現状では米国向けかつモバイルデバイス限定ではありますが、画像検索を行った際、画像に関連する情報を表示する機能がリリースされました。

Googleでは通常の検索時にも、そのキーワードに関する情報がナレッジグラフとして表示されることがありますが、今回新たに追加されたのは、その画像検索版です。たとえば、有名な建物の写真を検索すると、その建物に関する情報や、建築家の名前なども知ることができるとのこと。

ただし、こうした関連情報は、すべての画像で表示されるわけではありません。

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Google側ではこれら関連情報を表示するためにディープラーニングを用いており、それによって得られた内容を各種ウェブサイトにある関連情報と組み合わせているとのこと。

Google側は、この方法は特定の画像に関連する可能性が高い人物や場所、物を特定する際に役立つ、としています。

そうして得られた情報を、数十億件のデータベースから画像に関する人物や場所、あるいは物などのトピックと照合し、一致したと判断すると、初めてナレッジグラフとして表示される、という仕組みです。

となると気になるのは、各国での展開です。いまのところ米国のみでの提供ですが、今後、さらに多くの画像や言語に拡張していくとしています。

一見地味な機能ではありますが、「特定の画像に写っている物が何であるか」を調べるのは、画像検索を使う大きな理由の1つでもあるため、このナレッジグラフによる関連情報の表示は利用者のメリットが大きいもの。ぜひとも日本でも対応して欲しいところです。

source: Google