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映像ストリーミング配信サービスのNetflixが、2019年第4四半期の決算報告書を株主向けに公開しました。これによると、Netflixへの加入者は2019年の第4四半期におよそ880万人増加したとのことです。

FINAL-Q4-19-Shareholder-Letter.pdf

(PDAファイル)https://s22.q4cdn.com/959853165/files/doc_financials/2019/q4/FINAL-Q4-19-Shareholder-Letter.pdf

Witcher might be Netflix’s biggest debut based on new viewercount - Polygon

https://www.polygon.com/2020/1/21/21075998/the-witcher-netflix-viewer-numbers-ratings-metric

収益レポートによると、2019年第3四半期の加入者は1億5833万人だったのが、同年第4四半期では1億6709万人と、わずか3カ月で加入者数が約876万人も増えた計算となりました。収益は前年同期比で31%増で、2019年通期の収益は200億ドル(約2兆2000億円)超。19年度の営業利益は前年比62%増の26億ドル(約2800億円)でした。



2019年第4四半期にはDisney+やApple TV+という強力なライバルがデビューしたにもかかわらず、前年同期比で約20%の加入者増加をみせることができたとNetflixはアピールしています。。

決算報告書の中では、Disney+配信のドラマ「マンダロリアン」やApple TV+配信のドラマ「ザ・モーニングショー」、Amazonプライムビデオ配信のドラマ「トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン」と、Netflixで配信されている人気ファンタジー小説原作のドラマ「ウィッチャー」で、Googleトレンドで比較した以下のグラフも提示されています。グラフを見ると、ウィッチャーの人気度(青折れ線)が最も高く、配信開始の12月20日付近では、ウィッチャーの人気度がマンダロリアン(赤折れ線)のおよそ4倍以上であることがわかります。



「Disney+は配信地域が限られているため、Netflixと比べるのは不公平な比較に見えるかもしれません」とNetflixはグラフに注釈をつけていますが、「仮にDisney+がグローバルに展開していたとしても、この状況から大きく異なるとは思いません」と自信をのぞかせています。

また、Netflixは「ウィッチャーはドラマとしては史上最大のヒット作になる予定です」と述べ、7600万世帯がウィッチャーを2分以上視聴したことを報告しました。

Netflixは「多くのメディア企業や大手テクノロジー企業がストリーミングサービスを開始しており、従来のテレビからストリーミングへ移行しつつあるというメディアの大きな流れに追い風が吹いています」と述べ、「これは世界中で起きていることで、まだ初期段階です。テレビが衰退するにつれて多くのサービスが成長する余地を残しています」と述べました。