Netflix オリジナルアニメシリーズ 『聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』 (C)Masami Kurumada / Toei Animation

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2019年7月19日(金)よりNetflixにて全世界一挙独占配信中、車田正美原作の大人気シリーズ『聖闘士星矢』を現代を舞台に3DCG作品として新たに描いたNetflixオリジナルアニメシリーズ『聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』。配信中のシーズン1(6話)では暗黒聖闘士編までの物語が描かれており、今後白銀聖闘士編へと突入していく。ペガサス星矢役の森田成一さん、城戸沙織役の折笠富美子さんのおふたりに、それぞれのキャラクターについて、また、シリーズのこれまで、そして今後の見どころなどについてもお話を伺った!

▲(左から)森田成一さん、折笠富美子さん。おふたりが着ているTシャツは、Netflixのキャンペーン<#あなたの胸に刻まれたアニメ 〜2019年サマーコレクション〜>で制作されたもの。ペガサス流星拳のイメージがスタイリッシュに落とし込まれたデザインが秀逸!

--『聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』は現代が舞台ということで、ストーリーも最初から展開しているんですけれども、これまでお二人が出演されてきたシリーズから、気構えなどで変わった部分などはありますか?

森田 『聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』は僕たち、代替わりをした2代目の『聖闘士星矢』のチームが担当することになったんですが、2代目になったのが『冥王ハーデス冥界編』からだったので、今回は物語の最初から演じられるというのは非常に嬉しいと思いましたね。

--自分が演じたことがなかった物語、ということですね。

森田 そうですね。星矢がカシオスと戦って聖衣(クロス)を勝ち取るシーンはずっとやってみたかったところだったので非常に嬉しいし、一番最初からできるっていうことがやはり嬉しいですね。2代目になってからもう10年ぐらい、結構長い時間が経つんですけれども、遊技機などでずっとやり続けていたので途切れたことは一度も無いんです。それがまたこういう形で、アニメ作品として主戦場に戻ってくることができたということは非常に光栄に思っています。

折笠 前回のアニメーションのシリーズは途中からだったので、途中から組み立てるのは結構難しいなと、原作を読みながら進めていたんですけど、今回は原作の良い部分と海外の方の視点が入ったという意味で、本当に新しい『聖闘士星矢』なんだな、っていうことを感じましたね。そのどちらにもプレッシャーはあったんですけど、でも今回は一から作っていけるっていうことがやっぱり私もすごく嬉しかったですね。

--『聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』のセリフは英語がベースとなっていて、それを吹き替えるという形だということですが。

森田 吹き替えはいつも洋画でやっているんですが、その中で培ってきた経験をこの作品にも活かしています。ただ、普通は吹き替えだと原語にない音は入れないんですが、今回ちょっと違うのは、ある意味様式美というか、日本独自のアニメの演技の仕方のようなものがあるので、向こうにない音でも積極的に入れていきましたね。特に戦闘ボイスであったり、気合いを入れる声だったり、やられる時の声だったり、そういったものは日本の方が観ても、日本のアニメが好きな海外の方が観ても「これは日本のアニメーションだ」と通用すると思います。そういうところは今までのアニメーションと全く同じ形を取っています。

--台本としてはアメリカ版と日本版とでは翻訳されて同じものなんですか?

森田 同じものです。ただ、英語と日本語では音の長さが違うので、どういう風にすれば日本語として成立しつつ、向こうの尺にもちゃんと合うのか、このシリーズが始まった初期の段階では結構時間を取りましたね。脚本家の方も、翻訳する方も、それを推敲する方々も、それぞれのご苦労をすごく感じました。

折笠 英語の長さに日本語のセリフを合わせるということでいうと、アテナの女神としてのゆったりしたしゃべり方というのを私はずっとやってきていたので、それをタイトにしていかないといけなくて。アテナ像、沙織像を残しながら、でも尺に入れなければ、みたいな(笑)。個人的にはすごくそれは考えていますね。スタッフの皆さんもそんな沙織像を考えてくださって日本語を修正して頂いたりしながら作っています。

--確かに書き言葉でも英語と日本語だと英語のほうが長くなりがちですね。

森田 文言によっても違うんです。日本語のほうが長くなる場合もありますし。あとは音のスピードがあるので、向こうは結構速いスピードで話していても、こちらは結構ストレッチしないと尺が余ってしまう場合があるんですね。また、口の動きも重要なので、そこが結構難しかったですね。

--もう十数年チームとして演じてこられているということで、今回もスムーズに現場に入られましたか?

森田 別に特別な感じもなく、スッと入れましたね。今回はアンドロメダ瞬として佐藤聡美が入ってきました。僕と同じ事務所の後輩なんですが、現場でこんなに長い時間一緒にいるのは初めてなんですよ。『聖闘士星矢』ではガヤとかでも確か一度も来ていないはずです。世代的にもかなり下になるのでどうなるかなと思っていたんですが、見事に堂々と演技してすぐに現場に慣れたので良かったなと思います。僕がとにかくバンバンアドリブを入れるので、それに驚くかなと思ったらすぐに対応してきましたし。チームとしてはすぐに出来上がった感じですね。

--佐藤聡美さんが入られて変わった部分はありますか?

折笠 何も変わってないですね(笑)。そんなに意識はしてないというか。

森田 関係性は変わってないもんね。

折笠 瞬は瞬だな、っていう感じで。

--確かにそうですね。瞬が女性になるということですごく話題になりましたけど、実際に観ると自然にとけ込んでいますね。

森田 別にアテナと瞬が女子トークをするわけでもないですしね。

折笠 仲間として馴染んでいますね。

--今回脚本はアメリカで書かれていて、原作漫画とも最初のアニメシリーズとも違う展開で、物語がすごく整理されている印象を受けました。そのあたりは演じながらどのように捉えていらっしゃいました?

森田 目立つところでいうと今回はヴァンダー・グラードっていう人間が出てきます。元々グラード財団っていうものが原作にあって、このグラードってじゃあ何なんだろうと。実は原作で語られていなかった部分で、今回はそういうところも補完していこうというのもどうもあったらしくて、かなり根を詰めて脚本作りが行われたみたいですね。ほかにも6話までだと暗黒聖闘士(ブラックセイント)にもいろいろな意味が込められているので、そのあたりを読み解いて頂けるといいのかなと思います。ただ単に原作から外れてオリジナリティを出したのではなくて、原作の中から抽出した要素をさらに掘り下げるということを新しい『聖闘士星矢』でできたのではないかと思います。

--キャラクターとしてこれまでお二人が演じてこられた星矢/アテナと、今回の星矢/アテナではどういうところが変わったのか、あるいは変わっていない部分は?

折笠 変わらないのは小宇宙(コスモ)ですよね、みんな。小宇宙は不変です(笑)。原作寄りだと沙織というかアテナってわりと俯瞰でみんなを見ている感じだったのが、今回はぐっと星矢の横にいるというか。みんなと目線が一緒なんだけど、時々女神モードになるという感じですね。

森田 演技に関して言うとほぼ変えてはいないんです。ただ、今回の星矢は、少し幼い顔つきに表現されているので、そこに合わせるようにしました。背景もアメリカのストリートみたいになっているので、今までやっていた「聖闘士」としての星矢というよりも、「普通」の星矢、そのへんにいる少年としての感じを強く残した演技にしています。ちょっとやんちゃ度が増しているというか、戦い方も一気呵成に行く、爆発力でドンドン押していく思いつきで戦っているような形で、バトルシーンは今までよりも大変でした。これをやる前に『冥王ハーデス冥界編』を観返したんですけど、そこまで「ペガサス流星拳」は張って言ってないんですよね。今回はすごく張って言ってるんですよ。

--そこはぜひ皆さん見比べて、というか聞き比べてほしいですね!

森田 明らかな違いがありますよ(笑)。今回アテナが近くにいるっていうのは、チームの中に一緒にいる感じですごく好きですね。これまでいつもアテナって遠く離れたところにいたので。

折笠 のちのちのシーンでも一緒に走ってるところがありますしね。

森田 折ちゃんがすごいなって思うのは、すごく大事なシーン、戦わないといけないときにアテナだからこその凜とした感じがスッと出てくるんですよね。やっぱりアテナって折ちゃんなんだなって感じますね。このあと、6話以降でそれを強く感じるところがふんだんに出てくるので、ぜひ観てもらいたいなと思います。それがあるからこそ、星矢たちが一致団結して戦えるんですよね。ここからはアテナの見どころ満載です。

--今回、森田さんから見たアテナ、折笠さんから見た星矢ってどういうキャラクターですか?

森田 前のアテナよりも親近感がありますよね。今回のアテナをご覧になって、好きなタイプですか?

--すごく好きですね!

森田 僕もそうなんですよ(笑)。

折笠 (笑)

森田 前の城戸沙織、アテナって怖かったんですよ。絶対不可侵な感じじゃないですか。今回のアテナって、クラスにいて欲しいでしょ?

--クラスの窓際に佇んでいそうな印象でした。

森田 学級委員長でもいいですし、生徒会長でも、あっ副会長がいいな。普段はちょっと近寄りがたいけれども、時々隣に来てしゃべってくれるみたいな親近感がありますね。これは脚本の妙だと思いますね。

--観ていて思ったのは、星矢がアテナを「守りたい」という気持ちが芽生えてるなと。

森田 そう、そこなんですよ! たぶん男性の方が観ると、相当な確率でアテナに恋をすると思います。

折笠 やった!(笑)

森田 収録しながら思ってましたからね。今回アテナ人気ぐんぐん上がるな、って。後半の6話はさらにすごいですよ。

--男だけで盛り上がってしまってすみません(笑)、そんなアテナから見た星矢は?

折笠 話を聞かずに進んでいっちゃう、みたいな。「星矢だからね」っていう話はみんなアフレコの時もしてたんですよね。タロットカードでいうと一番最初、0番の「愚者」っていうか。「行くぜ!」って、考える前に体が動いてしまう、その熱量と無邪気さのようなものは、今回すごく表れているのでかわいらしいです。かわいらしいっていうと男の子に失礼かもしれないですけど。

--自然とみんなを引っ張っていくようなところもありますよね?

折笠 引っ張っていっているようでいて、実は紫龍が支えていたりとか(笑)。でも星矢は引っ張ってると思っているだろうな、って。

森田 勢いづけというか景気づけはしてますね。

--グラード軍との戦いでも「みんな行くぞ!」って先陣を切っていて、みんなは「ちょっと話聞けよ!」みたいになってますよね。

森田 とにかく先に行かないとっていう気持ちが出てしまうんですね。

折笠 でもちゃんとみんなが「今だ星矢!」って信頼をよせていて、愛されているなって。そういうところがかわいいらしいです。

--それでは最後に、今後の展開の見どころなどお教えください。

森田 ここから先、さらにCGの美麗なグラフィックが見られるのでそこは本当に見逃せないなと思います。前半の6話までもすごいんですが、白銀聖闘士が出てくるあたりからもっと派手な演出も増えてくるので、まずは映像を楽しんで頂きたいなと。また、少しずつ物語が動き始めるので、その中でひとりひとりの心の中に責任感のようなものが生まれてくる、少年たちの心に少しずつ変化が出てくるところにも注目して頂ければ。CGという機械で作るものの中にすごく魂が、小宇宙が宿っているので、そこは見て頂きたいなと思っています。

折笠 物語が進んでいくにつれて星矢の猪突猛進感みたいなものがさらに出てきて、森田くんの小宇宙がすごいんですよ。それが映像にも乗っかっていると思うので、世界中でいろいろな言語でお楽しみ頂いているんですけど、日本語版の森田くんの星矢もぜひ追いかけていってほしいなと思います。

Netflix オリジナルアニメシリーズ
『聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』
●Netfilixにて全世界独占配信中!(シーズン1・全6話)
--あの伝説の聖闘士(セイント)が、全世界へ新たな歴史を刻む。
この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れるという希望の闘士・聖闘士(セイント)。彼らは聖衣(クロス)と呼ばれる88の守護星座の防具をまとい、数百年に一度地上に降誕する女神アテナを守るために集うという。
車田正美原作、日本を熱狂の渦に巻き込み、南米・ヨーロッパ諸国と世界中にファンを生み出した大人気シリーズが、現代を舞台に3DCG作品としていま新たに描かれる!

【スタッフ】
原作:車田正美 シリーズディレクター:芦野芳晴 Story Editor:Eugene Son 
キャラクターデザイン:西位輝実 聖衣(クロス)デザイン:岡崎能士 音楽:池 頼広
CGディレクター:鄭 載薫 森田信廣 アニメーション制作:東映アニメーション
【キャスト】
ペガサス星矢:森田成一 城戸沙織:折笠富美子 辰巳:江川央生 ドラゴン紫龍:櫻井孝宏
キグナス氷河:三浦祥朗 アンドロメダ瞬:佐藤聡美 フェニックス一輝:小西克幸
獅子座のアイオリア/ナレーター:田中秀幸 牡羊座のムウ:山粼たくみ 乙女座のシャカ:三ツ矢雄二 ほか
【オープニング主題歌】「PEGASUS SEIYA」 編曲・歌 The Struts(ユニバーサル ミュージック)
【エンディング主題歌】「サムバディ・ニュー」 作詞・作曲 The Struts(ユニバーサル ミュージック)

EPISODE1:星矢
星矢の姉・星華が襲撃を受けた時、救出に駆け付けたのは!? そして星矢の運命は動き出す。
EPISODE2:コスモを燃やせ
行方不明の姉を探し出すために聖闘士となった星矢は。城戸沙織の主催する銀河戦争に参加する!!
EPISODE3:ドラゴン登場
キグナス氷河が明かすアテナ沙織の謎とは!? 一方、ペガサス星矢はドラゴン紫龍と激突する!!
EPISODE4:星雲鎖(ネビュラチェーン)
アンドロメダ瞬のネビュラチェーンが攻撃的小宇宙に反応する。その先に現れたのは!?
EPISODE5:暗黒聖闘士(ブラックセイント)
暗黒聖闘士を率いて現れたフェニックス一輝は、星矢たちを一蹴し射手座の黄金聖衣を奪う!
EPISODE6:蘇る不死鳥(フェニックス)
ペガサス星矢vsフェニックス一輝!! 追い込まれた星矢を射手座の黄金聖衣が守った!?

【Netflix作品ページ】www.netflix.com/saintseiya
【作品公式サイト】 www.saintseiya-kotz.com

(C)Masami Kurumada / Toei Animation