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新しいスマートフォンが登場するたびに実施されている感のある「ベンドテスト(折り曲げテスト)」が発売直後のiPhone 7でも実施されました。2014年にiPhone 6世代が登場した時には「iPhone 6 Plusは手でも簡単に曲げられる」ということが大きなニュースになり、2015年のiPhone 6s世代の時にはボディ素材が変更され強度が大幅に向上していることが判明していたわけですが、はたしてiPhone 7ではどのような状態になっているのでしょうか。

iPhone 7 Scratch test - BEND TEST - Durability video! - YouTube

テストに用いられたのは、まだフィルムも剥がされていない新品状態のiPhone 7。



全世界的に品薄状態となっているiPhone 7のジェットブラックではなく、ツヤ消しの「ブラック」が今回のいけにえとなります。



ベンドテストの前に、まずは各部の品質をチェック。ディスプレイの画面にテープを貼り、数字を書き込んで……



堅さの異なる針で引っかいて表面の強度をチェック。この数字はモース硬度の堅さを示しており、6が一般的なスマートフォンのガラス、8がサファイアガラスと同等の強度を示します。



ということでガリガリとこすっていきます。レベル5まではキズ1つつくことなくクリア。



しかし、レベル6で少しキズがつき、7になると明らかなキズが残りました。



続いて、ホームボタンをカッターナイフでがりがり。



しかし、カッターナイフぐらいでは全くの無傷。Galaxy S7ではこの部分にプラスチック製のパーツが使われているという見方もあり、キズが多発するという報告が上がっているとのことですが、iPhone 7の場合は少なくともプラスチックではないことが判明。



先ほどと同じく、堅い針で検証していくと……



レベル6でキズがついたことがわかりました。ホームボタンは、ディスプレイと同じ硬度のガラスが使われている模様。



背面の塗装チェックも実施。マット仕上げの「ブラック」塗装を鍵でガシガシとこすると白い線が入りましたが……



指でサッとなでるだけでキレイになくなりました。



しかし、カッターナイフには太刀打ちできないようで、「ガリガリ」という音とともに塗装が剥がれてしまいました。



絶対に自分の端末ではやりたくない、カメラレンズの強度テスト。しかし、カッターナイフぐらいではまったく問題はない模様。



しかしやはりレベル6あたりの針を使うと耐えきれないようで……



このようにキズが残ってしまいました。



ディスプレイ/液晶の耐火テスト。ライターの火で10秒間あぶって変化を確認します。



加熱後、火があたっていた部分は真っ黒に変色して何も表示されなくなってしまいました。



こんな風に、まったく何も表示されない状態でしたが……



数秒後、加熱部分の温度が下がるとみるみるうちに表示が復活。もう壊れたかと思っていた画面が元どおりになって驚きです。



そして最後に、手を使ってiPhone 7を曲げてみるテスト。ディスプレイを向こう側にして、親指で背面から押す形で強く力を入れると、ガラス面とアルミボディの間に隙間が生じました。



こんな風に、1ミリ程度のギャップが登場。防水性能をうたっているiPhone 7ですが、こうなってはひとたまりもありません。しかし、人間の力で強く曲げようとしたぐらいでは、実用上問題がないレベルの堅牢度が備わっているようです。



ディスプレイ側に曲げてみても結果は同じ。「パキッ」という音でも聞こえてきそうな光景ですが、実際にはヒビ1つ入らない結果となっていました。



◆おまけ

ネット上では、われ先にとiPhone 7/7 Plusの強度を確かめるテスト映像がアップされています。最大で2メートル程度の高さからiPhone 7 Plusを落としているこのムービーでは、端末はまったくといって良いほど影響を受けていなかった様子。

iPhone 7 / 7 Plus Drop Test - Do they survive? (World's First) - YouTube

しかし、強固なiPhone 7世代とて、油圧プレスの強力な力には勝てませんでした。何でもかんでも油圧ピストンでペッタンコにしてしまうムービーを投稿しまくっている以下のYouTubeチャンネルでは、上から降りてくるピストンにあがなうスキすら与えられずに粉砕されてしまうiPhone 7の姿が収められています。こうなる結果が見えていたのに、せっかくのiPhoneをコナゴナにしてしまう必要はあったのでしょうか……。

iPhone 7 press test with hydraulic press - YouTube

なお、Appleは2015年に「自由に曲がる電子デバイス」の特許を取得済み。ここまできたら、いっそのこと最初から曲がるiPhoneが登場するのを待ち望みたいものです。

「曲がるiPhone」を実現する技術の特許をAppleが取得 - GIGAZINE