学生の窓口編集部

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「早期の胃がん」が見つかり、内視鏡手術を受けたことを発表した俳優の渡辺謙。直筆の文書をマスコミにFAXで送る一方、『いやぁ驚きました。妻が行ってと勧めた人間ドッグで癌発見。かなり早期なので早々に手術しました。二月は療養に切り替えて少し遅れてNYに入ることになりそうです。ご心配かけますが、お待ち下さい。この段階での発見は奇跡、点検は大事ですわ。妻、そして人間ドッグを紹介してくれた娘にも感謝です。』と胸の内をツイートした。

華々しい成功の裏で、幾度も病と立ち向かってきた渡辺の過去を特集する情報番組も多く、目にするたびに彼の辛抱強さと「努力の人」であったことが伝わってくる。世間が心配がる中、12日には『落ち着いております。素晴らしい手術だったので、回復も順調です。NY行きは3月頭、そして王様再登板は17日から一か月となりました。ゆっくりとしっかりと準備します。外の景色が違って見えるのは、季節が変わったからだけじゃなく、再び命と向き合ったからかも知れません。1日を大切に、大切に』とツイッターを更新し、米ブロードウェーの主演ミュージカル「王様と私」に来月17日から出演ことを発表している。

ガンは早期発見も一つのカギとなるようだが、家族からの愛情もまた強いエネルギー源になっているようだ。芸能界で「胃がんの早期発見」から見事に復活している人たちを紹介しよう。

●宮迫博之・・・お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫は、2012年12月「初期の胃がん」が見つかり、胃の3分の2を切除する手術を受けた。素早い的確な判断が功を奏したのか、何事もなかったかのように元気に復帰した宮迫。2014年に「ボクらの時代」(フジテレビ系)に出演した際、宮迫は「放置すれば余命半年」という事実を医師から告げられ、胃がんという大病を乗り越えた暁には「劇的に価値観が変わるのではないか?」と思っていたことを明かし、しかし実査には「案外、何も変わらなかった」と語った。とはいえ、「サワコの朝」(TBS系)に出演した際には、長男に病気のことを話した時『大丈夫。パパは絶対に大丈夫な人やから。すごい人やから大丈夫』と力強く励まされたことを告白。宮迫は『こいつのためにも治さなあかん』と固く決意したというエピソードを披露した。家族のために、という思いが彼に一層のパワーを与えたのかもしれない。

●市川正親・・・2005年、女優の篠原涼子と年齢差24歳という「年の差婚」をした舞台俳優の市川。60代とは思えないパワフルさで2008年には第一子である男の子を授かり、続く2012年には次男も誕生。ところが2014年に「初期の胃がん」が発覚。腹腔鏡手術によって悪性腫瘍の切除に成功した。実はこれには妻・篠原の助言が大きく影響していたそうで、市川が急性胃炎で入院した際に『やれるだけの検査をやってほしい』と篠原から言われたことがきっかけで、胃がんを発見するこが出来たようだ。術後、妻の誕生日に『あなたが健康な体になったのが、私にとって最高のプレゼントです』と篠原から言われたことを、後の会見で涙ぐみながら明かした市川。2人は、1年に1回は人間ドックへ行くことをルールにしていくそうだ。

●宮川花子・・・夫婦漫才「宮川大助・花子」で知られる宮川花子は、1988年に「胃にピンポン玉の大きさの腫瘍」が発見された。もともと体調が悪かったのは大助のほうで、心配したマネージャーの計らいで検査を受けに行くついでに、妻の花子も検診へ。そこで見つかったという。発覚後、1ヵ月で手術を行い(当時としてはかなり迅速だったようだ)、手術は見事に成功。そして後に公開されたのが、実は花子本人には「ガン」のことを伝えていなかったという事実だった。5年生存率の「5年」が無事すぎるまで…という家族からの計らいがあったようだが、更に驚くべきことに「花子本人はガンであるという事実を知っていた」という。お互いにお互いの思いを汲んだ、あったかいエピソードが隠されていたようだ。

●王貞治・・・2006年、当時プロ野球ソフトバンクの監督だった王貞治に「早期の胃がんが見つかったが、手術は成功した」と、担当した慶応大学医学部の北島政樹教授らが会見を開いた。医師団によれば、「がんは胃の上部から中部にかけて約5センチ。リンパ節1カ所に転移していたが、切除し、肉眼上は転移はない(一部)」と説明。早期に見つかったこともプラスに働いたようだが、「腹腔鏡による手術で胃の全摘」という事実に、世間は驚きの声をあげた。しかし実際に、スペシャリストによる手術ということで出血もごく僅かに抑えたパーフェクトなオペだったということも明らかになっている。