「大川原化工機事件」は、2020年3月に同社幹部らが外為法違反容疑で逮捕されるも、後に検察が起訴を取り消した前代未聞の冤罪事件である。この事件で逮捕・勾留された元顧問の相嶋静夫氏(享年72)は、勾留中に重度の胃がんが発覚した。無実を貫く相嶋氏側は再三にわたり保釈を請求したが、裁判所は「証拠隠滅の恐れがある」としてことごとく却下。相嶋氏は適切な治療を受ける機会を失い、逮捕から約11ヵ月後の2021年2月7日、病床