十分に予想されていたように、ブラジル代表DFチアゴ・シウバへのイエローカードが取り消されることはなく、同選手はドイツとのワールドカップ(W杯)準決勝で出場停止となり、FWネイマールを負傷させることになったコロンビア代表DFフアン・スニガに対する処分が下されることもなかった。FIFAは7日、ブラジルサッカー連盟(CBF)からの要望を却下したのだ。

これに対し、CBFのカルロス・エウジェニオ・ロペス副会長は、「ローザンヌの仲裁裁判所までいく」と返答している。CBFはFIFAの決定に納得しておらず、すぐに上訴に出たのだ。

「CBFは決定を非常に不可解と評価しており、基準を知りたいと希望している。我々には一貫していないと思われる。決定を尊重はするが、理由を知りたい。FIFAはルイス・スアレスに対し、一度かみついたことに対して9試合の出場停止に高額罰金という厳罰処分を下し、ここではこれほど暴力的なタックルに目をつぶっている」

「これではまるで、対戦相手の選手の背中にひざを入れるのがルールどおりであると、“自由”であるとFIFAが定めたようなものではないか。必要なら、我々はスポーツ仲裁裁判所まで行く。スニガが処分されるようにね。あのような暴力的な行為でネイマールを大会からいなくさせた選手を許すことはできない」

不満や抗議の声が続く中で、FIFAは審判団が大会中にできるだけカードを出さないようにしているとの批判に苛立っている。広報責任者のワルテル・デ・グレゴリオ氏は、次のように述べた。

「試合の楽しみや視聴者を増すために、カードを減らすようにと、我々が秘密裏に計画していると書かれるのは、受け入れられないことだ。審判の判定について議論することはできる。だが、そういう考えを推し進めるのはバカげている」

「我々は常に重要な選手たちを守ろうと考えている。ネイマールが準決勝と決勝に出場できないのは、我々にとっても理想的なことではない。我々は彼にピッチに立ってもらいたかった」