【短い練習時間で実践を迎え個人の奮闘が目立つ東アジアカップ。東アジアのサッカーと日本の若手発掘にもっと活用しようとラモス瑠偉が提案する。】

東アジアカップでは国際Aマッチ経験のない選手たちが、いろいろ戸惑いながらも必死で自分をアピールしようとしていた。その姿からは、彼らの思いが伝わってきてジンとくるね。張り切っても空回りしている選手もいると思うけれど、それは経験を積めばよくなってくる。

そんな姿を見るにつれ、僕は東アジアカップに問題点があると思う。東アジアカップ男子で、日本・韓国・中国はシードされ、残りの1枠を2次予選までやって決めている。僕はシードなんていらないんじゃないかと思うよ。せめて2次予選から参加したほうがいい。

確かに東アジアの国々のレベルの差は大きい。だけど、東アジアは一番近いアウェイなんだ。国際試合でのホームとアウェイの差を感じるには一番楽に行ける国じゃないか。

レベルの差があるというのなら、まだ代表経験の浅い選手たちを連れて行き、日本代表の雰囲気、戦い方、考え方などを覚えさせる場にすればいい。日本にいる若手を育てるのに、ファーストステップとしてちょうどいいのじゃないだろうか。

国際Aマッチに開催される日本代表の試合は、ほぼ固定されたメンバーが選出されていた。だったら、東アジアカップの予選は、そこに選出されていない選手たちで挑み、そこで選手たちをじっくり観察すればいいと思う。

アジアの広さを考えると、東アジアが手を取り合ってお互いの競技力を向上させることは、アジア全体のレベルを上げるためにも重要だ。東アジア連盟の果たす役割は大きいと思っている。だったら日本も本大会の3試合だけを使ってテストを行うのではなく、予選から若手主体で参加して、自分たちのレベルも上げ、アジアのレベルアップに貢献するもいいんじゃないかな。