どん引きされるホワイトデーのお返しを作ってみた

もうすぐホワイトデーである。
ホワイトデーといえば、バレンタインデーに頂いたありがたいチョコのお返しを贈る日である。しかしながらマシュマロやキャンディーといったありきたりなお返しに、多くの女性が飽き飽きしているのではないだろうか。女性はいつもサプライズが好きなものである(おそらく)。今年くらいは、これまでのホワイトデーの概念を超えた「どん引き」されるくらいのプレゼントを贈ってみるのはいかがだろうか。
今回お返しにプレゼントするのは「手作りチョコ」である。バレンタインデーにチョコを貰ったのだから、ホワイトデーもチョコでお返しするのだ。目には目を歯には歯をチョコにはチョコをである。どん引きされるチョコを手作りしてみる。

手作りどん引きチョコセット
※左から、まな板、ボウル、ゴムべら、ハケ、鍋、紙やすり、チョコレート、サングラス、時計、プラスチックのトレイ2種類、プレゼントボックス、型取り用シリコン
チョコとは関係ないものが並んでいて日曜の工作気分である。これを使ってチョコをつくっていく。一つ目のモチーフはコチラ。

時計
プレゼントの定番といえば時計である。昨今携帯電話の普及により時計を持つことが少なくなった。そんな時計だからこそ人からプレゼントされると喜ばれるのではないだろうか。チョコで出来た時計を作ってみる。

まずはチョコの準備

刻んで

湯煎
湯煎でチョコを溶かしていく。温度は約50度。温度が高過ぎると上手くチョコが溶けない。水気も厳禁である。とにかくじっくりとチョコを溶かして行く。なんとももどかしい。女性の方は毎年こんな風に地道にチョコを溶かしているのかと思うと頭が下がる。
そんなありがたさを感じながらも、どん引きチョコ作りを進める。時計型チョコ作りで欠かせないのがコチラだ。

型取り用のシリコン
これで時計の型を取って、そこにチョコを流し込むのだ。

シリコン(青)

これにシリコン(白)を混ぜる

青と白を混ぜることで化学反応が起こり、30分くらいで固まるようになるのだ。

時計を押し込む

埋まる時計

出来た型にチョコを流し込む
シリコンのブルーとチョコの茶色がものすごいコントラストを描き出している。まるで前衛アートのようだ。そして部屋の中はチョコの甘い匂いに包まれている。
あとはコレを冷やすだけである。
30分後。恐る恐る冷蔵庫からブルーと茶色の物体を取り出す。

カッチカチやぞ。
チョコは固まっているが、シリコンも意外と硬いので取り外しが難しい。息を止めながら慎重にゆっくりとシリコンを取り外していく。苦労の末、なんとか取り外した時計チョコがコチラだ。

時計チョコ完成。
思ったより綺麗に形がでた。細かい部分が意外とちゃんと出ている。

ディテールまで再現されている

時刻合わせのネジとかも
正直、始まる前は半信半疑だったシリコンでのチョコ作りだが、作ってみると意外と上手くいく。すごいぞ、シリコン。すごいぞ、チョコ。これはどんどん行けそうだ。
続いてもう一品チョコを作成する。モチーフはコチラ。

サングラス
オシャレのマストアイテムといえばサングラスである。海外セレブもタモリさんもサングラスだ。これもチョコにしてみよう。

シリコンで型をとる
こちらもチョコを流し込み30分ほど冷やして固める。

固まったら慎重に外す
こちらも苦心の末、ようやく型から外す。完成したチョコサングラスがコチラだ。

チョコサングラス
茶色なので意外とサングラスっぽい。若干ボコボコしてはいるが、縁のところも綺麗に出ている。

タモリさん?
サングラスも上々の仕上がりである。これをかけたまま彼女の前に登場し、「お返しだよ」「え、どこ?」「これさ」といってサングラスを渡す。そんなイメージである。
今回、財布のチョコも試したのだが、こちらは単なる板チョコになってしまったため、最後にもう一つチョコを作ってみる。

土偶である
時計、サングラスときて土偶である。硬軟織りまぜてどん引きさせるのだ。土偶チョコの作成に臨む。

こちらも型をとって冷やして固める
土偶は紋様が細かい。きちんと土偶になるのか不安になりながら慎重に作業を進める。取り外し作業はまるで遺跡の発掘現場のようだ。苦心の末に掘り起こされたものがコチラだ。

土偶出土
ビックリするほどよい出来の土偶だ。細かい模様も綺麗に出ている。世紀の大発見感すら漂う。

なぜか発掘した感じが漂う。こんなチョコが出土すれば歴史がひっくり返る

顔アップ
まさに土偶である。上手くシリコンから取り出せた瞬間、インディージョーンズのテーマソングが頭の中で流れた。会心のどん引き土偶チョコである。
ということで今回作成した3つのチョコを並べてみる。

やはり土偶の存在感がスゴイ。間違いなくどん引きされるに違いないチョコである。時間をかけて苦労して作ったという点も、渡される側にとってどん引きする要素のひとつだ。渡したときの驚く顔(どん引き顔)が目に浮かぶようだ。ブラックジャックなら「その顔が見たかった!」というところだ。そんなチョコに仕上がった。

「ホワイトデーのお返しです」

「ワー、なんだろー」

「ぱかっ!」

「土偶!」

「土偶!!!」

「・・・」
黙りこんで見事にどん引いている。5時間かけて作った苦労が報われた瞬間である。
我々の冗談はさておき、「どん引き」なプレゼントと言えば、あの高田純次さんも最近、手土産で佐々木希さんをどん引きさせたそうだ。

「?」マークに隠されているのが「どん引き手土産」だ。
舞台はウィルコムのTV CMの一幕。3年間、基本使用料がどーんと割引き!「どん引きキャンペーン」シリーズの新作CMだ。これまでにも高田純次さんが「どん引き」と間違えて「もも引き」をはいてきたり、妙なダンスを蛭子能収さんと踊ったり、やりたい放題で話題のこのCM。

佐々木希さん、速水もこみちさん、蛭子能収さんも居並ぶ中で、高田純次さんがみんなをどん引きさせた手土産はなんだったのだろうか?答えはこちらのウェブで見られるらしい。
→ウィルコムTV CM「どん引きキャンペーン どん引き手土産編」
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