■パソコンにインストールするソフトを利用する方法

各キャリアが用意しているパソコン用のソフトを利用して、バックアップを取る方法もある。ドコモは「datalink」、auは「au Music Port」というソフトが準備されているが、ソフトバンクモバイルに関してはキャリアが準備しているものはない。ケータイの各メーカーが提供しているものがあるので、それを利用することになる。

●datalink
ドコモ専用のソフトが「datalink」。電話帳の管理ができるだけでなく、メールやスケジュール、写真なども取り込むことが可能。データがすべてパソコン側で管理できるところが便利だ。ドコモのサイトからダウンロードして利用する。
詳しくはドコモのサイトで確認することが可能だ。
http://datalink.nttdocomo.co.jp/

「datalink」。専用のケーブルが必要である(端末によって別売)。


●au Music Port
au専用のソフトが「au Music Port」だ。最近のauの端末にはすべてCDで同梱されている。アドレス帳が管理できるだけでなく、スケジュール、写真などの管理も可能。また、CDからパソコンに音楽を読み込み、それをケータイに転送するなど、音楽データの管理にも利用できる。
詳しくはauのサイトで確認することが可能だ。
http://www.au.kddi.com/ezweb/service/lismo/music_port.html

「au Music Port」。専用サイトで楽曲を買ったり、ケータイで買った楽曲をバックアップしたりすることもできる。


●Handset Manager
ソフトバンクモバイルのシャープ端末に付属しているソフトがコレ。ソフトバンクモバイルではソフトを準備していないので、ケータイメーカーがそれぞれ用意している。CDで添付されている場合と、メーカーサイトからダウンロードする場合があるので、自分のケータイを調べておいた方がいい。

「Handset Manager」。これは912SHに付属していたもの。アドレス帳だけでなくファイルの管理も可能だ。



■Kijimoto's EYE

このように各キャリアなどがデータのバックアップの重要性を認識し、それぞれのバックアップ用のツールを準備してくれている(有償のものもあるが)。せっかく用意されているので、いざというときに備えて利用したいものだ。データというものは、無くしてしまってはじめてその重要性に気づくもの。無くなってしまってからでは遅いのである。

そしてもう一つ。デジタルデータというのは、100%信用できるわけではないということも知っておくべきだ。データベースが壊れている状態でバックアップしたら、いざというときに使えなかったりとか、バックアップしてあるデータにアクセスしようとしたらIDやパスワードを忘れていたりなど。めったにあることではないが、いざという時のことも考えておいた方がいいと筆者は感じているので、バックアップを取ったときには、それのバックアップも取っておき、さらには必ずプリントアウトしておくように心がけている。そうすれば最悪の事態を迎えたときでも、プリントアウトされたデータから再入力することが可能だからだ。

データというのはひとつバックアップしただけでは、いざというとき役立たないこともあるのだ。必ずバックアップは違う方式で複数持っておくように心がけた方がいいだろう。ケータイを持って15〜6年。そこまで最悪の状態を迎えたことはないのだが…。

最後にキャリア、メーカーが提供しているサービス以外についても少しだけ触れておこう。SOURCENEXTの「携快電話ZERO」やTriStar「携帯万能17」、Jungle「携帯マスターNX2」など、ケータイのデータをバックアップできる市販のソフトが発売されている。メーカー、キャリアが準備したものと違って、機能が豊富で各キャリアに対応しているのが特長なので、ナンバーポータビリティーを利用してキャリアを変えた場合などにも役立つはずだ。

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編集部:木地本 昌弥
「パソコンですぐできる写真俳句」(毎日新聞社) 「その場で解決!ファイル操作とデータ管理」(技術評論社)など50冊以上の書籍を執筆。携帯電話やパソコン、IT関連から取扱説明書まで執筆ジャンルは幅広く、ITジャーナリスト・携帯電話評論家としてテレビやラジオ、講演もこなす。詳細は、著者のホームページ「我流珍述」プロフィールページまで。

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