ヘビの説明をする鈴木達也容疑者(旭山動物園の公式ユーチューブチャンネルから)

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関係者「想像できず衝撃的だ」

 旭山動物園(北海道旭川市)の焼却炉で妻の遺体を燃やしたとして、死体損壊容疑で逮捕された園職員の鈴木達也容疑者(33)は、飼育員として園のブログや動画に何度も登場し、動物の生態などを説明していた。

 鈴木容疑者の働きぶりを知る人たちの間には驚きが広がっている。

 市によると、鈴木容疑者は2015年に職員として採用され、18年からは飼育員として勤務していた。18年発行の園の広報誌に掲載された自己紹介では、「幼い頃からの夢であった飼育員になれてとっても幸せです」とつづっていた。これまでにカバやキリン、爬虫(はちゅう)類などを担当し、勤務態度に問題はなかったという。

 園のブログもたびたび執筆し、動物や仕事への思いを明かしていた。鈴木容疑者は21年10月のブログの中で、飼育員は担当する動物にとって「最も信頼される存在でなくてはならない」と記し、仕事に取り組む上での信念を語っている。

 鈴木容疑者を知る園関係者によると、「動物に正面から向き合う責任感の強いタイプ」だったという。ある関係者は「口数が多くはないが、動物のことになるとしっかりとした意見を持っていた。こんなことになるとは想像できず、衝撃的だ」と語る。

 鈴木容疑者が妻・由衣さん(33)の遺体を燃やすなどした疑いがある焼却炉は普段、死んだ動物の焼却用として使われている。道警は、鈴木容疑者が職場の施設を使った経緯についても調べている。