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 ◇ア・リーグ ブルージェイズ7―3ツインズ(2026年5月1日 ミネアポリス)

 ブルージェイズ岡本和真内野手(29)が1日、敵地でのツインズ戦に5戦連続となる「4番・三塁」で出場。メジャーでは初めての1試合2本塁打、2打席連続本塁打で勝利に貢献した。4打数2安打3打点で今季の成績は打率.228、18打点、7本塁打となり、打点、本塁打はチームトップに。チームは投打のかみ合う快勝で、オリオールズと並んでア・リーグ東地区の3位に浮上した。

 同点にされた直後、岡本が一振りでベンチの空気を一変させた。2―2の4回無死、ツインズ先発・ウッズリチャードソンのスライダー強振。白球は乾いた打球音を残し、左翼席へと高く美しい弧を描いた。

 打球速度104.8マイル(約168.6キロ)、飛距離390フィート(約118.9メートル)、角度29度の完璧な6号勝ち越しソロだった。じっくりとダイヤモンドを一周すると、歓喜のナインが待つベンチへ。サンチェスからセレブレーションのジャケットを着させてもらうと笑顔がはじけた。

 4月25日(同26日)ガーディアンズ戦以来、6試合ぶりとなる本塁打を放ち、完全に勢いに乗った。4―2の5回1死一塁、第3打席では1本目とは趣の異なる一発を見せた。ウッズリチャードソンが投じた初球のスプリットをこん身の力で捉えると、ライナー性の打球は左翼席へと一直線。打球速度110.2マイル(約177.3キロ)、飛距離374フィート(約114.0メートル)角度22度の弾丸ライナーによる7号2ランとなった。

 静まり返る敵地の雰囲気の中、岡本は悠々とダイヤモンドを一周。本塁で出迎えた一走・ゲレロとは胸で手を合わせ、頭を下げる“お辞儀パフォーマンス”で喜びを分かち合った。ベンチでもハイタッチを交わした後、みんなでお辞儀をし合うシーンも。チームの一体感を表す、ほのぼのとした光景だった。

 試合後、岡本はスポーツネットのインタビューに応え「毎日、練習を重ねてコーチの方と話しながらやっているの、今日は捉えられてよかったと思っています」と笑顔を見せ、初球を捉えた2本目の本塁打については「本当に反応で、うまく打てたかなと思います」と自画自賛だった。

 6―2で迎えた7回の第4打席は先頭打者として四球を選び、その後、ピナンゴの中前打で7点目のホームを踏んだ。得点力も、チャンスメーク力も示した。「毎日試合に出ているので、しっかりそこで自分のパフォーマンスを出せるように準備していきたいなと思います」。最高の形でスタートした5月。岡本の状態は右肩上がりの上昇曲線を描いていく。