【女子バレー】元日本代表指揮官・眞鍋政義氏が韓国Vリーグ参戦 IBK企業銀行の新監督就任「最大の強みは“データバレー”」

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オリンピック3大会で女子バレー日本代表監督を務めた眞鍋政義氏が韓国に進出することになった。

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韓国プロバレーVリーグ女子部のIBK企業銀行アルトスは4月21日、2026-2027シーズンよりチームを率いる監督に眞鍋氏を選任したことを発表した。

眞鍋氏を「世界の舞台で競争力を証明してきた指導者」と評した球団は、「眞鍋監督の最大の強みは“データバレー”の完成だ。彼はすべての試合を徹底的に分析し、相手チームの攻撃パターン、守備位置、セッターのトスの傾向までを数値化する体系的な分析システムを構築した。これをもとに、試合中にリアルタイムで戦術を修正する“ライブアナリティクス”を導入し、バレーボール界に革新をもたらした」と紹介。

続けて「選手ごとの跳躍力、スパイクの角度、レシーブ成功率などを精密に測定し、個人に合わせたトレーニングプログラムを設計する科学的なアプローチで知られている。単なる反復練習にとどまらず、データに基づいた細かな補完戦略を通じて、選手一人ひとりの強みを最大限に引き出し、弱点を体系的に改善した」と付け加えた。

この指導スタイルは「(日本が)身体条件というハンデを克服し、組織力と技術の完成度によって世界の舞台で競争力を確保するための原動力となった」というのが球団の説明だ。IBK企業銀行の関係者は「眞鍋監督は世界のバレーボールの潮流を最も正確に把握している指導者だ」とし、「データに基づいた戦術と、選手個人の潜在能力を引き出すコーチング哲学が、アルトスの優勝争いにおける競争力を一層高めてくれると期待している」と伝えている。

IBK企業銀行は今月16日、アジア枠として日本SVリーグのAstemoリヴァーレ茨城より元日本代表の長内美和子をレンタル移籍で獲得したことを発表している。「今シーズンのアルトスは、眞鍋監督が追求する組織的かつスピード感あふれるバレーボールを見せられるだろう」と球団は期待を寄せた。

眞鍋政義監督(写真提供=YUTAKA/アフロスポーツ)

眞鍋氏は女子バレー日本代表を28年ぶりの五輪メダルに導いた世界的名将だ。2012年ロンドン五輪での銅メダルを皮切りに、2016年リオ五輪5位など輝かしい成果を次々と達成し、日本を世界トップクラスのチームへと成長させた。特に、2010年代初頭には世界ランキング10位圏外だった日本を、2018年には2位まで引き上げるなど、その優れた指導力を証明している。

リオ五輪後に代表監督を退くと、地元の兵庫県姫路市に誕生したヴィクトリーナ姫路のゼネラルマネージャーや取締役球団オーナーを歴任。2021年に中田久美氏の後任として日本代表監督に復帰し、自身3度目となる2024年パリ五輪では9位に終わっていた。

眞鍋監督は5月からチームのトレーニングを指揮する予定だ。

なお、韓国Vリーグでは女子部で興国生命ピンクスパイダーズを吉原知子監督、男子部で現代キャピタル・スカイウォーカーズをフイリップ・ブラン監督、サムスン火災ブルーファングスをトミー・ティリカイネン監督が指揮。選手では女子部で興国生命に矢内ジャスティス、GSカルテックス・ソウルKIXXに東谷玲衣奈、ペッパー貯蓄銀行AIペッパーズに島村春世、男子部でOK貯蓄銀行・ウッメンに浜田翔太が所属している。

(記事提供=OSEN)