「俺が間違ってた」思わずファンに“ガチ謝罪”させる阪神新戦力の存在感 左腕の2完封をアシスト「阪神に来てくれてありがとう」「マウンドで投手を支えて一緒に戦ってくれる」

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経験豊富なベテラン捕手がチームを盛り立てている(C)産経新聞社

 阪神が好調に走っている。

 開幕から5カードを消化。セ・リーグ全球団と対決を終え、15試合を11勝4敗の貯金7と首位を維持している。

【動画】高橋の完封勝利にはバッテリーを組んだ伏見のリードも光った

 要因は、打率4割超えの主砲・佐藤輝明、右の大砲ですでに6本塁打をマークしている森下翔太など打線の爆発力に加え、強みの投手陣がしっかり結果を残していることにもある。

 今季がプロ9年目シーズンとなる左腕・高橋遥人は4月12日の中日戦(バンテリンドームナゴヤ)に先発し、中6日で9回123球の力投。5安打10奪三振0封と圧巻の内容で早くも今季2度目の完封勝利をあげた。

 バッテリーを組んだ伏見寅威のリードも光った。ベテラン捕手はこの日、ツーシームやカットボールを効果的に使い、中日打線に的を絞らせない。3月28日の巨人戦(東京ドーム)に引き続き、2完封をマークした左腕を完璧にアシストした。

 オフに日本ハムから交換トレードで移籍。日本ハムでは昨年、沢村賞に輝いた伊藤大海とともに最優秀バッテリー賞に輝くなど実績のある捕手だが、新天地でも光を放っている。投手としっかり対話しながらリードを組み立てることで知られる。

 伏見は11日のゲームでもプロ2年目左腕の伊原陵人と初バッテリーを組み、勝ち星をつけている。坂本誠志郎とともに投手王国を組み立てる上で、大事なキーマンになりつつある。

 伏見をめぐってはファンの間からも「寅威さんを獲ってくれて本当に良かった」「マウンドで投手を支えて一緒に戦ってくれる」「阪神に来てくれて、ありがとう」など高い評価の声が上がっている。加入当時は、坂本、梅野隆太郎と充実の捕手布陣の中、新たにベテラン捕手が加わったことで懐疑的な見方もあったが、開幕からしっかり機能、戦力アップにつながっている。「俺が間違ってた。申し訳ありませんでした」「なぜ伏見選手を獲得したのか疑問だったが、藤川監督が欲しがった理由がわかる」など、疑問視していたファンの間からも“謝罪”の声があがるほど大事な戦力となっている。

 今後は、昨年鬼門とした交流戦対策としても、パ・リーグの選手を熟知している伏見の存在は大きくなりそうだ。

 目配り、気配り、新たな女房役がチームにどんな新風を吹き込んでいくのか。背番号17の躍動した姿に引き続き、注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]