季節家電をしまう前に取り入れたい、正しいメンテナンス術を紹介します。教えてくれたのは、クリンネスト1級のあゆみさん。じつは、よかれと思って行っているお手入れでも、方法を誤ると雑菌や虫の発生につながることも。収納前に押さえておきたい3つのポイントを伺いました。

季節家電を保管する鉄則は「完全に乾かす」こと

季節家電のメンテナンスで最も大切なのは、説明書の通りに汚れを落とした後、完全に乾燥させてからしまうことです。

【写真】エアコン掃除は今の時季がチャンス

加湿器のパーツにわずかでも水分が残っていると、収納中にカビや雑菌が繁殖し、次のシーズンに使うときに異臭を放つ原因になります。

水がたまりやすいタンクやトレーは、天気のいい日に数時間かけて陰干ししましょう。細かなすき間は、キッチンペーパーや綿棒を使って水分を徹底的に取り除くのがポイント。

また、フィルターなどの消耗品は「片付けるタイミング」で状態をチェックし、交換が必要なものはメモを残しておくことで、冬の始まりにあわてずにすみます。

多少の汚れが残ってしまっていても、徹底的に乾かせば大丈夫。反対に、汚れを完璧に落としたとしても、乾いてないと効果がないのでご注意を。

エアコンは「送風」で内部のにおいを予防

春はエアコンを休ませる時期。じつはエアコンを休止する前のケアが重要です。

内部にたまった結露や湿気をそのままにすると、カビの温床になってしまいます。フィルターのホコリを掃除機で吸い取った後は、晴れた日に「送風運転」を1〜2時間行い、内部をカラカラに乾燥させましょう。

吹き出し口に黒いポツポツとした汚れが見える場合は、無理に奥まで掃除せず、表面をサッとふき取る程度にとどめるのが家電を傷めないコツ。

内部の乾燥を片付けのルーティンに加えるだけで、夏場の冷房のイヤなにおいを大幅に軽減できます。

もし汚れがひどい場合は、プロのクリーニングを検討するのも手。繁忙期の夏になると予約が取りにくくなりますが、今の時期ならスムーズに依頼できます。

「夏になって使い始めたらカビくさい!」という失敗を防ぐためにも、早めのチェックが肝心です。

段ボールで保管はNG!季節家電を眠らせる正しい保管方法

掃除が終わった家電を、購入時の段ボールに戻していませんか? じつは段ボールは湿気を吸いやすく、虫の温床になることもあるため、長期保管には不向きなんです。

おすすめは、100均でも手に入る「不織布(ふしょくふ)の家電カバー」を活用すること。

ビニール袋だと通気性が悪く湿気がこもりがちですが、不織布ならホコリを遮りつつ、空気をとおすので家電に優しい環境がつくれます。

コードは無理に本体に巻き付けず、ゆったりとまとめて結束テープなどでとどめ、断線を防ぎましょう。このひと手間で、大切な家電をダメージから守り、来シーズンも最高のコンディションで迎えられます。