マクラーレン、2027年日本でワンメイクレース開催へ! 2028年にはスーパーGT参戦も視野
『マクラーレン・トロフィー・アジア』を2027年から展開予定
3月27〜29日に鈴鹿サーキットで開催されるF1日本グランプリを前に、マクラーレン・オートモーティブがGTレーシングに関する発表会を行った。
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既にワンメイクレースシリーズの『マクラーレン・トロフィー・ヨーロッパ』と『マクラーレン・トロフィー・アメリカ』が開催されているが、それに続いて『マクラーレン・トロフィー・アジア』を2027年から展開する予定があるという。

『マクラーレン・トロフィー・アジア』を2027年から展開予定と発表。 マクラーレン・オートモーティブ
マクラーレン・オートモーティブの日本代表を務める正本嘉宏氏に加え、モータースポーツ部門を統括しているジョルジオ・サンナ氏が今回の発表会にオンラインで登壇。
サンナ氏によると、現在スケジュールを調整中だが全5戦を考えており、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイ、モビリティリゾートもてぎなどの国際規格サーキットがある日本で数戦を開催したいそうだ。
サンナ氏は、このようにも話してくれた。
「日本は重要なマーケットで、ジェントルマンドライバーによるカスタマーレーシングも大切。マクラーレンを愛車とし、ウイークデーも乗りつつ週末にサーキットを走っているカスタマーがレーシングドライバーになるという、夢の実現をサポートしたい。
着実に若いユーザーも増えており、有能な選手については将来ファクトリードライバーになり得ると思う。ヨーロッパやアメリカでの活動をアジアでも、という想いでスタートさせるマクラーレン・トロフィー・アジアの今後を見据える際に、GTワールドチャレンジ・アジアやジャパンカップなども開催されている日本は主要な開催地となるだろう」
日本におけるモータースポーツ戦略が確定次第、様々なことが発表されるそうなので、続報を待ちたいと思う。
見込み顧客を対象としたトラックデー開催も視野
2027年に『マクラーレン・トロフィー・アジア』が展開されれば、さまざまな成果を得ることが期待される。中でも将来が有望な若手ドライバーの育成やレース専用車両『マクラーレン・アルトゥーラ・トロフィーEVO』の国内導入と同軸で重要視されているのが、潜在顧客との結び付きだ。
マクラーレンはジェントルマンドライバーによるカスタマーレーシング活動だけではなく、見込み顧客を対象としたプロスペクトトラックデー開催も視野に入れており、今後多様なシーンでマクラーレンのポテンシャルを知る機会があるだろう。

マクラーレン・オートモーティブの日本代表を務める正本嘉宏氏。 マクラーレン・オートモーティブ
以前はロードカーをレースカーにコンバートできたが、現在は不可能になっており、マクラーレン・トロフィー・アジアにエントリーする際は、アルトゥーラ・トロフィーEVOを購入することになるという。
サンナ氏によれば、コンバートではないもののスタンダードのアルトゥーラをベースとしてレースカーを製作しているため、ワンメイクレースシリーズに参戦するジェントルマンドライバーはコスト面でアドバンテージを享受できるという。
マクラーレンF1時代から続くDNA
マクラーレン・オートモーティブ初のロードカーとして1992年に登場したマクラーレンF1をベースとしてF1 GTRが開発され、1995年のル・マン24時間レースを制したが、素性がいいロードカーをレースカーに仕立てるという手法やDNAをアルトゥーラ・トロフィーEVOも受け継いでいるのであった。
2027年シーズンから日本のスーパーGTはGT500クラス、GT300クラスともタイヤをワンメイク化することがアナウンスされているが、参戦車両のパフォーマンスバランスが均一化する可能性があるので、マクラーレンも新型GT3車両を用いて2028年シーズンからスーパーGTにエントリーすることも見込んでいる。

発表会終了後に本格的な競技環境の中でメディア対抗SIMレースを開催。 高桑秀典
また、今回の発表会終了後に全国各地の予選を勝ち上がったマクラーレン・オーナーによるシミュレーターチャレンジ本戦が開催され、その一部として8媒体限定で競うメディア対抗SIM(シミュレーター)レースも実施された。
レースは実験場だと考えているマクラーレンは、マクラーレン・トロフィー・アジアやSIMレースをはじめとする各種モータースポーツでこれからもファンを楽しませてくれる。
