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 ◇第6回WBC 準々決勝 日本5─8ベネズエラ(2026年3月14日 フロリダ州マイアミ)

 第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は14日(日本時間15日)、準々決勝が行われ、野球日本代表の侍ジャパンはベネズエラに5―8で敗れ、大会連覇を逃した。4強入りを逃したのはWBCで初めてとなった。

 歓喜にわくベネズエラの選手たちの姿を三塁側ベンチからぼう然と見送った。世界一連覇をかけた夢はついえた。伊藤はベンチで動けず、近藤は頭を抱えた。

 1点を先制された初回、先頭の大谷が右翼へ同点弾を放った。不調の近藤に代わって2番に入った佐藤が1点を追う3回に右翼線適時二塁打を放って同点。さらに、初回に二塁盗塁を試みた際に右膝を痛めた鈴木誠也に代わって途中出場した森下が左越え3ランで勝ち越した。ベンチを含めた全員で戦い流れをつかんだはずだった。

 先発の山本も4回2失点の粘投。しかし、5回に2番手の隅田がガルシアに左中間へ2ランを浴び、1点差の6回に4番手で登板した伊藤が無死一、二塁からアブレイユに右翼席へ逆転3ランを浴びた。8回無死二塁では種市の二塁けん制が悪送球となって決定的な8点目が入った。1試合8失点は侍ジャパンにとってWBCワースト失点となった。

 反撃もならなかった。5回以降、ベネズエラ打線の細かい継投の前に封じられた。8回2死一、二塁では牧が遊ゴロに倒れ、9回の反撃もならなかった。9回2死。最後の打者となった大谷の打球は遊飛に終わった。

 史上最多のメジャー選手8人が参加。ダルビッシュをアドバイザーに呼ぶなど万全の備えをして臨んだ大会だった。しかし、救援投手の故障による辞退者が続出。結果的に救援の専門職不在が響く結果となった。

 前回大会からの連勝は11で止まった。2013、17年のドミニカ共和国と並んでいた大会記録の更新はならなかった。日本がプロも参加した2000年以降の主要国際大会でベスト4入りを逃すのは初めて。マイアミの歓喜から3年。同じマイアミの舞台で道半ばにして姿を消す結果となってしまった。