「ポジティブな勝点1」残留を争う横浜FCとドロー。“経験者”齋藤功佑が大事と語ったこれからのマインド「チームが一丸となって、しっかり向き合っていかないと」
「いろんな感情があり、複雑な試合でもありました」
横浜FCアカデミー出身で、2016年にトップ昇格後、7シーズンを過ごした思い入れのあるクラブ。そこから東京ヴェルディに移籍して3年目の齋藤功佑は、初の三ツ沢での古巣戦を終え、感慨深げにそう語った。
横浜FC側のスタンドには、齋藤が在籍していた当時のグッズを持参している人もいた。古巣サポーターの温かさに齋藤は「皆さんに挨拶していただけて嬉しかったです」と笑顔を見せた。
シャドーで先発し、63分までプレーした齊藤は試合後、こう振り返った。
「耐える時間が長かったです。自分たちの流れにしたかったけどしきれず、シュートの回数も少なかった。自分たちが(ボールを)持てる時間帯も少しあったけど、シュートに持っていけるかどうかで流れが変わるので、そこは課題だと思います。もう少し大胆にクロスを入れて、セカンドを拾って、二次攻撃とかミドルシュートに持って行く。次はそういう展開を作れるようにチームとしてやっていきたい」
齋藤は横浜FC時代の21年に、残留争いを経験(結果的に最下位でJ2降格)している。だからこそ背番号8は「チームとしては(内容が)ショックな勝点1でしたけど、ポジティブな1だとも思う。そういうマインドはこれから大事になってくる」と語る。
「残留争いをするなかでは、周りからの見られ方だったり、現場でも選手やスタッフがより神経質になってくる。そこはチームが一丸となって、しっかりとしたマインドを持って向き合っていかないといけない。僕は(東京Vの中では)数少ない経験者のひとりなので、それを発信して、チームが別々の方向に向かないようにコミュニケーションを取っていきたい」
勝点1を積んで32に伸ばした東京Vだが、31日にゲームのあるJ2自動降格ラインの18位・湘南ベルマーレとの勝点差は現時点で7しかない。リーグ戦は残り10試合。チームが残留を果たすうえでは、齋藤が口にしたマインドも重要なポイントになるだろう。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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