浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】

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スコルジャ監督「過去の福岡戦を思い出せば、常に紺野に苦しめられている」

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は4月4日に定例のオンライン会見を実施した。

 今季アウェー未勝利で迎える6日のアビスパ福岡戦について「このゲームがシーズンで最も大事になるかもしれない」と選手たちに伝えたと明かす。そして、過去のゲームで何度もゴールを奪われた相手アタッカーを封じ込めることを課題に挙げた。

 浦和は2日の清水エスパルス戦に2-1で勝利した。開幕4戦を2分2敗の未勝利で始まったが、第5節ファジアーノ岡山戦の勝利から4試合は2勝2分で無敗の成績を残す。ただし、この8試合をトータルで見た時にアウェーゲームでは4分1敗と勝利がない。

 スコルジャ監督は試合の立ち上がりをキーポイントに挙げる。例えば開幕戦のヴィッセル神戸戦について「フィジカル的な側面からは高い強度が必要になる。例えば神戸戦の立ち上がり、ダニーロ・ボザによる大迫へのコンタクト。あのような場面ですね」と、タイトなマークで前線にポイントを作らせなかった最初のプレーをピックアップした。一方で、開始2分で先制を許したゲームを念頭に「簡単に言えば、セレッソ大阪戦のような入りをしないこと」とも話す。

 それを実現するため、指揮官は「良いゲームへの入り方をするためには、まずは選手たちが実行できる戦術を用意することと、高いモチベーションでプレーすることだろう」との要素を挙げる。そして「アウェーの5試合を比較すれば足りなかったものは違う。例えば鹿島アントラーズ戦は試合の最後のところでのマネジメントが足りなかった。セレッソ戦は試合の入りの集中力が足りなかった。そして、そのような欠けた部分はトレーニングをしている。それは時間と共に埋められると思う」と、引き分けで終わらずに勝ち切るためのポイントを話した。

 福岡が2021年にJ1復帰を果たしてからのアウェーでの対戦は、2分2敗と勝利がない。そして、4試合で1得点もできていないという厳しい歴史を持つ。また、スコルジャ監督が指揮した23年と24年後半、ルヴァン杯の決勝や浦和のホームゲームも合わせた4試合でMF紺野和也に3ゴール2アシストを許している。それだけに「過去の福岡戦を思い出せば、常に紺野に苦しめられている。非常に良い選手だが、彼を抑えることができれば」と、スコルジャ監督は個人名を出した警戒ポイントとして挙げた。

 現状、浦和は2勝4分2敗と完全に五分の状態。ここから上にも下にも行く可能性がある。それだけにスコルジャ監督は「このアビスパ福岡戦は特別なチャンスだと思う。ここで勝てば初の連勝だし、ターニングポイントにできるだろう。それはアウェーでの初勝利にもなる。本日のミーティングでも強調した。このゲームがシーズンで最も大事になるかもしれないと。トップとの勝ち点差はそこまで開いていないし可能性は残っている」と、このゲームの重要性を強調した。

 課題のアウェーゲームで乗り越えるべき相手は、厳しいデータの残る相手。今季は福岡が監督交代を行ったために違ったゲームになる可能性も十分にあるが、次第に中盤戦へと入りつつあるリーグ戦の中で浦和がどのような位置で戦えるか、1つの試金石になりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)