【デリカD:5で車中泊】新車・中古車でも、キャンピングカーに 頼れるキット
Dキャンパーキットとは執筆/撮影:Hidenori Takakuwa(高桑秀典)
三菱デリカD:5(ディーファイブ)といえば、オン/オフロードを問わないオールラウンドでの走行性能を特長とする個性的なミニバン。
【画像】デリカD:5、エスクァイアのキャンパー【ミニバンでキャンプ】 全100枚
千葉県柏市にあるグランドモーター社では、そのデリカD:5をベースとしたオリジナルモデル「Dキャンパー」をリリースしている。

ユーズドのデリカD:5に新品家具・新品マットからなるDキャンパーキットを架装した中古車(219万円:取材時の在庫車) AUTOCAR JAPAN編集部
4WD・ディーゼルを条件にしても選べるキャンピングカーというわけだ。
それを実現するのが「Dキャンパーキット」というもの。本キットを架装した、新車・中古車が3台展示されていると聞き、カメラを持って取材に向かった。
同社では、新車・中古車にキットを架装したコンプリートカー「Dキャンパー」の販売のみならず、ユーザーが現在愛用しているデリカD:5を持ち込む形式のキット取付け作業も引き受けている。
また、三菱自の正規ディーラーとコラボしており、佐原三菱自動車販売でもデリカD:5 Dキャンパーのニューカーを購入することが可能だ。
その実車の姿は、“ミニバンスタイルのSUV”と呼びたくなるD:5の外観はそのままなので、アウトドアとの親和性が高い。「デリカじゃなきゃダメなんだよ」という、こだわりのユーザーがグランドモーターの門を叩くという。
納期の短さが魅力の1つ
Dキャンパーキットの主な構成家具は、2200/2160×1370mmのベッド、センターテーブル、跳ね上げ式サイドテーブル、12Lの給・排水タンク付きステンレスシンクというもの。
長さ2mを優に超えるベッドは、大柄な男性でも脚を伸ばして一夜を過ごせるWベッドサイズ。マットも厚みが十分で、強度・寝心地ともに作り込まれていた。

ベッドモードのときも、センターテーブルを設置して、座卓として使える。このテーブルは、2列目シートの前にも設置可能。また、2列目をシートとして使いたいときには、ベッドを小型ベッドモードにすることもできる。 AUTOCAR JAPAN編集部
それらに加えて、LED照明/スポットライト照明×2、サブバッテリー80A/ボルトメーター/USBポート/12Vシガーソケット/100Vコンセント(350Wインバーター)といった電装アイテムを追加したのがキットの全貌となる。
写真を見ての通り、これほどのアイテムを統一感のあるコーディネートで架装できるのが魅力。木の質感をうまく引き出したルーミーな空間に仕立てられている。
さまざまなカラーを組み合わせることが可能な内装色は5000通り以上用意されており、好みの仕様をオーダーすることができる。
家具をシンプルな構造とする1か月以内の納期を基本線に、グランドモーターのスタッフによると、ユーザー本位のオーダーも可能で、その場合でも3か月も待たせないようにしているという。
納車まで1年待ちがザラにあるキャンピングカー業界では、注目しておきたい点だ。
対象は、全デリカD:5
ミニバン「デリカ」の5代目として2007年にデビューしたデリカD:5は、2019年2月にビッグマイナーチェンジを受けており、写真の中では白い車両がダイナミックシールド・デザインの現行型。
残りの2台は取材時に在庫されていた中古車で、ベージュの車両が平成19年式(219万円)、黒が平成20年式(129万円)。

グランドモーターと佐原三菱のコラボとなる、新車のデリカD:5 Dキャンパー(465万円:ベース車両G) AUTOCAR JAPAN編集部
嬉しいことに、グランドモーターのDキャンパーキットは歴代の全デリカD:5に対応する。そんなことができるのも、家具を国内生産とし、腕のいい大工さんが製作していて小回りがきくからだとか。
同社にてFFヒーターを取付けてもらうことも可能だ。
また、グランドモーターのオリジナル・キャンピングキットは取り外せることも覚えておきたい。クルマの使い方が変わったとき、車検の際などに重宝するだろう。
キャンピングカーの取扱いに特化しているため、カスタマーは豊富な在庫の中からライフスタイルに合った1台をチョイスできると話すグランドモーターのスタッフ。
「車中泊、釣り、山登り、マリンレジャー、ウィンタースポーツ、リモートワーク、ペットを連れての旅行など、お好きなように使ってください。ベッドキットは、ワンちゃんの爪の痕が付かず、熱にも強いマテリアルで作っています。Dキャンパーで自由に遊んでほしいです」と、取材班を見送ってくれた。
渡河水深40cmと言われるデリカD:5をベースにしたキャンパー。ミニバンでありながらアウトドア・キャンプを思う存分楽しめる、数少ない選択肢として注目したい。
