『大正天皇例祭の儀』のため秋篠宮ご夫妻や佳子さまとご一緒に皇居へ('20年12月)

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 眞子さまが望む結婚の“障壁”となった金銭トラブルは一向に解決の気配は見えていない。一方で、皇室の尊厳までも揺るがす事態に思い悩んだ秋篠宮さまはーー。

【写真】ICUの“卒アル”でハグ以上の抱擁をされた眞子さま

「この1年、多くの方が本当に大変な思いをされてきたことと思います。今年が、みなさまにとって少しでも穏やかな年となるよう心からお祈りいたします」

 2021年1月1日に公開された天皇・皇后両陛下によるビデオメッセージで、こう述べられた雅子さま。

 例年、1月2日に行われる『新年一般参賀』が、今年は新型コロナウイルスの影響でとりやめになったことから、事前収録のビデオメッセージで国民に思いを届けられた。

「これまでに天皇のビデオメッセージが出されたのは、平成時代の2回。'11年の東日本大震災と'16年に退位のお気持ち表明のときだけです。

 その際、当時の皇后であった美智子さまは1度も同席されませんでしたが、今回は雅子さまが同席し、しかもおことばを述べられました。

 実は、療養中の雅子さまは、この日のためにコンディションを整えられていたといいます。その努力によって“史上初”となる両陛下のビデオメッセージが実現したのです」(宮内庁関係者)

 おふたりで国民に心を寄せた今回のメッセージは新たな“令和流”といえるだろう。

 コロナ禍で困難な状況にある人々を気遣われた両陛下だが、その一方で、皇室内でいまだ解決の糸口が見えていない“案件”がある。秋篠宮家の長女・眞子さまと、小室圭さんの結婚問題だ。

小室圭さん本人の“いじめ”報道まで出てしまう

秋篠宮さまは昨年11月のお誕生日会見で、おふたりのご結婚を認められたものの、家同士の問題である“婚約は別”だと示されました。殿下が抱かれている小室家への嫌悪感はそうとうなもの。

 宮内庁でも、婚約の障壁となっている金銭トラブルに対する小室さん親子の不誠実ぶりに、非難の声が上がっています。“眞子さまには目を覚ましていただきたい”と話す職員すらいるのです」(同・前)

 国民や宮内庁からも批判殺到で“炎上状態”の小室家。追い打ちをかけるように、昨年12月に『女性セブン』が、小室さんの母親・佳代さんが夫・敏勝さんが他界する前後に、元婚約者でも、以前週刊女性でスクープした彫金師でもない“第4の男性”と親密な関係だったことを報じた。

 その翌週の『週刊文春』には、小室さんが中高時代を過ごしたインターナショナルスクールで“同級生の女子生徒をいじめて退学に追い込んだ”という記事も掲載された。

 これまで批判されていた小室家の金銭トラブルは、あくまで佳代さんの問題だったが今回の“爆弾記事”によって小室さん本人の人間性も疑われ始める事態に……。

「'18年1月から、小室さん親子は代理人弁護士を立てて金銭トラブルの解決を目指しています。しかし、元婚約者側は“今後、返金は求めないし交渉も終了する”意向を発表し、小室さん側は秋篠宮さまが求める“問題をクリアする”という条件を解決すること自体が困難になりました。

 小室家にまつわる報道も過熱している状況に加えて、12月初旬の宮内庁長官による定例会見では“小室さん側が説明責任を果たすべき”という異例の発言も飛び出す始末。

 報道各社への対応は代理人弁護士が担っていますが、現状を鑑みて、例えばオンラインを使ったリモート会見などに小室さん本人が出席して、事実と異なる報道を否定する、いわば“逆襲会見”を行う可能性は十分あるでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 本人が動かざるをえない窮地に立たされている小室さんだが、追い込まれているのは彼だけではない。

秋篠宮さまは今も変わらず、小室さんの問題に苦悩され続けています。小室さんに対する不信感はありつつも、眞子さまが選ばれたお相手であることと、“親が破談させてはいけない”ともお考えになっている。

 現状では婚約を許可できないお気持ちがある殿下ですが、本音では“結婚にまつわる行事をきちんと行ってから送り出したい”という親心を抱かれています。だからこそ、一刻も早く小室さんに“見える形でトラブルの対応をしてほしい”と願われているのです」(秋篠宮家関係者)

天皇陛下と秋篠宮さまの“密談”

 批判にさらされる中でも眞子さまのご意思を尊重したいのは、父娘の深い絆があるからだと、この関係者が続ける。

秋篠宮さまにとって、眞子さまは家族の中で特に信頼を置く“秘蔵っ子”なんです。

 '06年に訪れた三重県の『伊勢神宮』をはじめ、翌年にマダガスカル、'10年にラオス、'17年にはハンガリーとおふたりだけで旅行する仲でした。秋篠宮さまが所属する『生き物文化誌学会』の懇談会にもたびたびご一緒されたり、殿下が主催する東京大学での研究会に眞子さまが参加されることもありました」

 '11年のお誕生日会見でも殿下は、眞子さまとの20年間の思い出を振り返り、

「2人で行ったいろいろなところのことが、よい記憶として残っております」

 と述べられている。たくさんの思い出を共有する愛娘の幸せを願う秋篠宮さまは最近ついに“皇室のトップ”に相談を持ちかけたという──。

「昨年11月に行われた『立皇嗣の礼』の事前リハーサルが行われた際、その合間に陛下と秋篠宮さまが長時間にわたって“密談”されていたのです。11月といえば、眞子さまが結婚に関するお気持ち文書を発表される直前の時期だったので、その事前報告や、結婚問題についての相談をされていたのでしょう。

 コロナ禍で外出できない状況のため、直接相談できる貴重な機会でありましたし、その後も連絡をとられていると思われます」(前出・宮内庁関係者)

 娘の結婚について、兄に相談することは自然なことのように思えるが、殿下にとっては“禁断の手法”だと前出の皇室ジャーナリストが語る。

「結婚は私的な事柄であり、本来であれば“秋篠宮家の中で解決しなければならない”と、殿下はお考えになっていると思います。しかし、もはや皇室全体に影響を及ぼす問題となり、陛下に相談せざるをえない状況に追い込まれてしまったということ。

 両陛下も眞子さまの結婚問題を気にかけられており、特に雅子さまは、以前に眞子さまから結婚についての相談を持ちかけられています。

 そういった理由から、天皇陛下と皇位継承順位第1位である秋篠宮さまによる“トップ密談”が行われ続けているのだと思います」

 “兄弟の議論”は、眞子さまの行く末をどう左右するのだろうか──。