熱愛発覚後の'14年6月にデートする杏と東出。この半年後にゴールインした

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 騒動の終息が見えない東出と唐田の不倫報道。杏との今後の夫婦関係が気になるところだが、過去にも不倫が発覚した芸能人は多い。離婚という結果になってしまった人もいれば、ヨリが戻った人も。この差はどこにあったのか、専門家に聞いてみると―。

【写真】'18年の夏、大衆居酒屋で一般女性と密着しヘラヘラ笑う東出

 東出昌大と10歳年下の女優・唐田えりかの不倫騒動による余波が収まりそうにない。

 東出は、NHK朝ドラ『ごちそうさん』で夫婦役を演じた人気女優の杏と'15年にゴールイン。家族で仲睦まじく出かける姿が定期的に報じられるなど、理想の夫婦の代表として2人の名前が挙がることも多かったが─。

「実は今年の『ベストファーザー賞』の有力候補として、東出さんの名前が挙がっていたのですが、今回の騒動で立ち消えになったそうです」(広告代理店関係者)

 毎年、6月の父の日にあわせて発表される同賞。“素敵なお父さん”と呼べる男性を政治、芸能などの分野から選出するが、選考委員会メンバー向けに配布されたアンケートには、芸能部門の一例として東出の名前が記載されていたという。主催する『日本ファーザーズ・デイ委員会』に問い合わせると、名前が挙がっていた事実を認めた。

「事務局で選考委員会メンバー向けのアンケートを作成しており、そこに東出昌大さんの名も記載していたのは事実です。アンケート結果を参考に選考委員会が受賞者を決めるので、決定していたわけではありません」

理想の夫像と違う裏の顔が明らかに

 しかし、前出の広告代理店関係者はこう続ける。

「昨年、杏さんは4年ぶりに日テレ系の『偽装不倫』でドラマ復帰。このときに“東出さんが仕事をセーブし、子育てのサポートをしている”という報道が出たため、彼のイクメンイメージが強まったんです。今年の『ベストファーザー賞』の本命だったと聞いていますが、不倫発覚が受賞後じゃなかったことがせめてもの救いです(苦笑)」

 昨年の大みそかにベトナム・ダナンにある世界遺産『ミーソン遺跡』で、杏・東出ファミリーを目撃した旅行者もイクメンのイメージとは遠い東出の行動を、こう証言する。

「ふたりは、男女5〜6人ほどのグループと一緒に遺跡の観光ツアーに参加。その際にお子さんの面倒を見ていたのは杏さんで、東出さんは杏さんたちを気にする様子もなく、友人男性とゲラゲラ笑いあうなど、はしゃいでいたのが印象的でした」

 また一昨年の夏には、東京・上野で東出が杏ではない女性に囲まれながら飲んでいる姿も目撃されていた。

「人気俳優なのに、下町の大衆居酒屋で堂々と女性と一緒に飲んでいたので、当時は仕事関係者なのかな? ぐらいにしか思っていませんでしたが、もしかしたら口説いているところだったのかもしれませんね」(店に居合わせた客)

 不倫報道後、これまでの爽やかなイメージとはかけ離れた素顔が明らかになったこともあり、4社あったCMがすべて打ち切りになってしまった東出。

 不倫相手である唐田も出演していたドラマ『病室で念仏を唱えないでください』(TBS系)の降板を発表。出演が予定されていた『100文字アイデアをドラマにした!』(テレビ東京系)の第5、6話の放送も見送りになってしまった。

「不倫関係に悩んでいた唐田さんは東出さんを忘れるため、'18年にはドラマで共演した同世代のイケメン俳優と交際し、距離を置いていた時期もあったそう。そのまま東出さんとの関係が終わっていれば、2人とも仕事を失うことはなかったのに……」(ドラマスタッフ)

 過熱する報道とは裏腹に、沈黙を貫いている杏は別居状態から進展がない状況。このまま離婚ということになってしまうのか。『露木行政書士事務所』代表で男女問題専門家の露木幸彦氏は、東出の行動は最悪のものだったと語る。

「不倫がバレたあとに素直に認めないと、裏切り行為に加えて、嘘をつかれた側は相手への不信感が募ってしまう。夫の言動に対して疑心暗鬼になり、夫婦関係の修復が難しくなるため離婚に発展するケースが多くなってしまいます。報道が事実であれば、東出さんは不倫を否定したうえに関係を続けていたわけですから、杏さんが東出さんを信じられなくなって当然です」

「不倫する男性の大半は性欲が理由」

 同じく妊娠中に夫の宮崎謙介元議員に不倫をされてしまったのが元衆議院議員の金子恵美氏。なぜ、離婚を選択しなかったのだろうか?

「うちの夫は欲に負けた火遊びレベルだったのが大きいですね。1度でも不倫は許せない! という価値観の女性も多いと思いますが、私の場合は火遊びであれば、許容範囲内。もともと夫の脇の甘さについてはわかったうえで結婚していますから(笑)。ただ東出さんのように、相手の女性への気持ちが感じられる不倫はダメ。それは夫婦の尊厳を傷つける行為です。私も夫にそんな行動をされたら、離婚を考えますよ」

 金子氏が不倫をした夫との関係を修復するために取ったのが“北風と太陽作戦”。

「夫の場合、不倫が報じられたとき現役議員だったこともあり、世間さまからさんざん叩かれ、どんどん弱っていきました。そんな状態のときに私がさらに追い込んでしまったら、救いを求めてまた浮気をしてしまうのでは……と思ったんですよね。

 あと“反省して生まれ変わる”という夫の言葉を信じて、うちの親とともに寛容な対応をとることにしました。人間は弱っているときに優しくされると、この人を裏切ってはいけない……と思うはずなので、似たような過ちはもう起こさないと信じています(笑)」(金子氏)

 前出の露木氏も離婚を避けたいなら、妻の意識改革も必要だと話す。

「不倫する男性の大半は性欲が理由。仕事や人間関係などでストレスがたまると、ストレス発散の方法として不倫をしてしまう男性も。なので夫にストレスを与えない環境づくりや、夫婦のスキンシップを増やすなど、ライフスタイルの見直しも必要でしょう」

 また「大前提として不倫はいけないこと」と前置きしながら、離婚に発展しない不貞夫の傾向をこう分析する。

「収入が高く、自分に自信のあるタイプは既婚者であることを隠さずに女性を口説く人も多い。“奥さんと私、どっちが大事?”と聞かれても明言を避けるなど、相手を本気にさせないテクニックがある。それができないタイプの人は不倫する=最悪の結末になると肝に銘じておくべきでしょう」(露木氏)

 幸せな結末にならないことが多い不倫。不貞をする夫が減ることを願うばかりだ。