Windows10のマルチモニターで必須な無料ツール! 同時にモニターの明るさを調整できる

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複数のモニターを利用するマルチモニター環境は、今ではごく当たり前になった。
ただし、Windows環境で複数のモニターの明るさをまとめて調整しようとすると、意外と面倒だ。

そこで今回は、マルチモニター環境を快適にする明るさ調整用のフリーソフトを紹介しよう。

●Windowsでのマルチモニターの明るさ調整は意外と面倒
現在は、パソコンを複数のモニターにつないで利用するマルチモニター環境は当たり前になった。

ノートPCユーザーは、オフィスや自宅では外部モニターに接続して利用している人も多い。特にWordやExcelの作業をするなら、ノートPCの小さいディスプレイだと文字や数字が見づらく、効率も悪いことから外部接続の大型モニターは不可欠だ。
また、株のトレードやオンラインゲームでは、2台以上のモニターを同時利用することも少なくない。

ただ、Windows 10の場合、マルチモニター環境で画面の明るさを調整するのは、少し面倒だ。

アクションセンターを開いて、明るさ調整のボタンをクリックすれば調整できるものだが、複数のモニターを同時に調整することはできないからだ。

それを可能にするのか、今回紹介するフリーソフト「Monitorian」である。

「Monitorian」は、GitHubでプログラムが公開されている。インストーラ付きのプログラムも提供されているが、Windows 10ユーザーなら、Microsoft Storeで入手するのがもっとも簡単だ。


Microsoft Storeで公開されている「Monitorian」


インストール後、実行すると、タスクトレイにMonitorianのアイコンが常駐する。
アイコンをクリックすると、複数のモニターの明るさをスライダーで調整するパネルが表示される仕組みだ。

アイコンを右クリックすると、設定を変更できる。
たとえば、Windows起動時に常駐させるなら[サインイン時に起動する]をチェックする。また、[一緒に動かせるようにする]をチェックすると、複数のモニターの明るさを同時に調整することもできる。


アイコンをクリックすると、複数のモニターの明るさを調整するパネルが表示される。スライダーをドラッグして調整する。



アイコンを右クリックすると設定を変更するメニューが表示される。



設定メニュー[一緒に動かせるようにする]をチェックすると、複数のモニターの明るさを同時に変更できるようになる。


なお、外部モニターはDDC/CI(Display Data Channel Command Interface)の設定が有効になっている必要がある。もしも外部モニターの明るさが調整できない場合は、モニターの設定画面でDDC/CIの設定を確認してみよう。


外部モニターはDDC/CIの設定が有効になっている必要がある。


とてもシンプルなツールだが、マルチモニター環境のユーザーにとっては、間違いなくあると助かるツールだ。
現在、マルチモニター環境を利用している方は、試してみてはいかがだろうか。

Monitorian(作者:emoacht)
Microsoft Store


井上健語(フリーランスライター)