2日放送、NHK「サンデースポーツ」に、元プロ野球選手・監督の落合博満氏が出演。最近のスポーツ界で問題となっている暴力・パワハラ問題に言及した。

中日ドラゴンズの監督時代に暴力を絶対に許さない立場を取った落合氏。2003年秋に就任した際に、「何があっても、暴力を振るった時点で、ユニフォームを脱がせる」「一発でアウト」と、全員に確認を取ったという。

だが、それが一掃されるまでに「丸5年かかりました。こんな簡単なことが」と苦笑。何千、何万という人間がいるわけではなく、選手・コーチ・スタッフを含めて総勢120〜130名程度の所帯だけに、「まさか5年かかるとは思っていなかった」と振り返った。

落合氏は「それだけオレが言ったことが、周りには信用されてなかったんだろうな」とコメント。「だから時間をかけて、本当にこの監督・コーチはやらないんだっていうふうに自覚してくれたのに5年」を要したそうだ。

暴力・パワハラ問題をなくしていくには、何が必要なのだろうか。落合氏は「小さいところから」とコメント。「大きな所帯で全部に浸透させようということじゃなく、組織があるんだったら、その中でもいろんなちっちゃい組織があると思う。そういうところから地道に広げていくしかない」と続けた。

落合氏は「これはこの先、何十年ってかかると思います」とコメント。「きれいな、絶対にありませんっていう時代は、私らが生きている間には訪れないと思っておいたほうがいい」「それだけ時間がかかる、難しい問題」と、暴力・パワハラ問題の根絶までの道のりは長いとの見解を示した。