赤坂駅から徒歩3分ほどの閑静な場所にひっそりと構えるフレンチレストラン『FURUYA augastronome』。昨年2015年8月オープンのこちらの新店は、フランス産の牛にこだわった一軒家フレンチ。他店では中々お目見えできない「フランス版神戸牛」と表現される牛肉がいただける。

ソースは作り置きをせずに料理一皿一皿にできたてを用意する「アラミニット」というスタイルを採用し、古き良きクラシックスタイルのフランス料理を楽しむことができる。

フランス産最高級牛肉に、フレンチ伝統のソースがあわさった至高の味をご紹介しよう!



フランス版神戸牛「バザス牛のステーキ」
サシ一切なし!これこそ赤身肉本来の旨味「バザス牛のステーキ」!

期待に胸をふくらませていると、まず登場したのが断面の鮮やかなワインカラーがまぶしい「バザス牛のステーキ」だ。フレンチの新店といっても、上品なポーションではなく、がっつりいただけるのがうれしい。

この店のこだわりはフランス産の牛肉。ボルドーから60km南の高級牛肉の名産地バザスで生産される牛で、サシが適度に入る黒毛和牛とは対照的にこちらの肉は一切サシがないのが特徴だ。



同じ産地であるボルドーワインとのマリアージュも素晴らしい

ひと口頬張ると同時に口の中に広がるのは、黒毛和牛肉では味わうことのできない赤身肉本来の旨味と力強さ!そこにあわさるのがシェリービネガーのソース。

独特の深いコクと芳醇な香りがより一層赤身肉の旨味を引き立ててくれている。新店にして、すでに達人! 美味しい牛肉が食べたくなったらまた来訪しようと思える店だ。



艶やかな真紅色がまぶしい「バザス牛のカルパッチョ」
力強さと艶めかしさの両方を兼ね備える「バザス牛のカルパッチョ」

続いてもまた、こだわりのバザス牛を使った「バザス牛のカルパッチョ」。

艶やかな真紅色が美しいこちらの一皿は、バザス牛の力強さそのままに甘味となめらかな食感も一緒に持ち合わせたメニュー。

4週間熟成によるほんのりと香るナッツ臭と黒トリュフの力強い香りと相まって絶妙なバランスに仕上がっている。

肉好きならばぜひとも食しておきたい逸品だ。



食材、ソース、火入れの三拍子が揃った「ハンガリー産フォワグラのポワレ 関山桜エキスのソース春の装い」
これこそがクラシックフレンチスタイル!ソースとの絶妙なハーモニー「ハンガリー産フォアグラのポワレ」

次はこだわりのソースを存分に活かした「ハンガリー産フォアグラのポワレ 関山桜エキスのソース春の装い」。

抜群の火入れによりとろとろジューシーに仕上がったフォアグラにあわさるのは2種類の桜ソース。
ほんのりピンク色のエマルジョン(泡ソース)は、関山桜エキスを乳化させて空気を含ませた桜の香りが立ったソース。フォワグラの下に敷かれたソースは、関山桜エキスにフランボワーズビネガーなどを加えた甘味と酸味が効いたソースだ。

ひとくち口にすれば、絶妙な味わいのハーモニーとともに桜の香りが鼻孔をくすぐり、春を感じることができるひと皿である。


めちゃウマの新店は、これだけじゃ終わらない!次なるメニューは?



メインを魚料理にあえて冒険するなら、ソースの深みを味わって
魚の引き出しだってあります「天然真鯛のポワレ」

こちらは「天然真鯛のポワレ 佐賀県産グリーンアスパラガスとフランス産モリオン添え 赤ワインとグリーンアスパラガスのエマルジョンと共に」。

天然真鯛のポワレにかかるソースは、赤ワインソースとグリーンアスパラガスのエマルジョン(泡ソース)の2種類。淡白な味わいの真鯛なだけに、より一層ソースの香りとフレッシュ感を感じることができるメニューである。

バターやクリームの使用を極力抑えて数種類のベースを用いて作るソースは、軽い口当たりでありながらもしっかりとしたコクが感じられる。この 皿は「ソースを食べる料理」だ。



無彩色を基調としたシンプルな作りだがそれだけに居心地の良い店内だ
フランス料理の真髄“ガストロミー”を体感することができるフレンチレストラン!『FURUYA augastronome』

そんな『FURUYA augastronome』の店内はコンクリートとレンガの壁で囲まれており、無彩色を基調としたシンプルな作りだ。それだけにより一層料理の色彩が際立ち、盛りつけの美しさも楽しむことができる空間となっている。

日本はもとより、本場フランスでも少なくなりつつあるクラシックスタイルのフレンチレストラン。ぜひとも一度訪れてみてはいかがだろうか。フランス料理の原点を知ることができるはずだ!