田中マルクス闘莉王 (photo by Keisuke Koito/PHOTO KISHIMOTO)

写真拡大

【8月14日、日本はウルグアイに2-4と完敗を喫した。ワールドカップまでの期間にどんなことを考えなければならないか、ウルグアイが教えてくれたとラモス瑠偉は分析する】

ウルグアイは本当にいいメンバーで来日してくれた。そして日本代表の現実を浮かび上がらせてくれたと思うよ。日本代表が負けることは辛いけれど、本番のワールドカップであっさり敗退するよりよほどいい。

4失点したことで守備陣の問題が声高に叫ばれているね。吉田麻也は特にやり玉に挙がってしまった。だけど、まず考えなければいけないのは、日本がこれまでどおりの戦いをしてワールドカップで勝てるかどうかということだ。

アジアだったらトップクラス。相手を押し込んで勝つことができる。実際にウルグアイを相手にしても2点を奪えた。日本の攻撃はとても進歩したと思う。

だけど、ワールドカップでも同じように攻めて勝つつもりなのだろうか。今のスタイルでは勝ち進めないとウルグアイが教えてくれたんじゃないかな。このままじゃ、いい勝負をするけれど最後には負けてしまうというチームになるんじゃないだろうか。コンフェデレーションズカップのイタリア戦と同じだよ。

もっと守備的な戦い方がワールドカップ本番向きだろう。まだ日本はどんな国を相手にしたときも攻め込んで勝てるほどのチームじゃない。どうやって勝つかという戦略を考えると、守備に重点を置くことが必要だと思うね。そしてそんな戦いをする前提から今後のメンバー選考を考えていくことになるはずだ。

そして、そんな日本の現状を考えてみても――毎回繰り返しているけれど――僕はやはり闘莉王を招集するべきではないかと思う。強いDFとしては日本のトップだ。今の日本代表のメンバーとも前回のワールドカップで一緒にプレーしている。吉田の調子が悪いときは安心して任せられるじゃないか。どうか闘莉王にももう一度チャンスをあげてほしいよ。