10日のセリエA第24節でサンプドリアに1−3と敵地で敗れたローマ。FWパブロ・オスバルドはFWフランチェスコ・トッティからPKを奪い、そして失敗した。

オスバルドは69分、ペナルティーエリア内でDFダニエル・ガスタルデッロに倒される。チェーリ主審はPKとジャッジ。誰もが、トッティがペナルティースポットへ向かうと考えた。トッティはずっとローマのPKキッカーだったからだ。セリエA通算得点記録で2位のグレン・ノルダール氏まであと2得点に迫っている今なら、なおさらだろう。

だが、ボールを持ったのはオスバルドだった。トッティとの間で言い争いはなかったが、背番号10は困惑した様子で振り返り、ピッチにつばを吐いた。オスバルドのPKは最悪のものとなり、コースも悪く、力を欠き、サンプドリアGKセルヒオ・ロメロに阻まれた。

これは試合の分岐点となった。その5分後、サンプドリアはFWニコラ・サンソーネが2−0となるゴールを決めたからだ。ローマはそれから1点を返したが、再び失点して敗れた。

試合後、オスバルドは「単純に、PKを蹴りたかったなだ。これでみんなが僕に背を向けるだろう。でも、僕は前進する。チームにさらなる何かを与えたかったんだ。今週はとてもハードだったからね」とコメント。次のように続けている。

「蹴る前にロメロがうまく反対側に一歩足を踏み出したんだ。それから正しい方向へと飛んだ。僕のことを知っていたのかもしれない。いずれにしても悔しいよ。でも、土曜に僕らは素晴らしい試合をしてみせる。また全力を尽くすよ。遅かれ早かれゴールは決まるはずだ。シーズン前半戦だって、素晴らしい瞬間はあったんだからね」

アウレリオ・アンドレアッツォーリ監督はPKについて、「キッカー? トッティだ。何年も前からね。どうしてオスバルドが蹴ったのか、分からない。映像を見る限り、トッティとは納得し合えたようじゃないね」と話している。

また、MFダニエレ・デ・ロッシは「PKキッカーは決まっている。ローマだったら、子供でもトッティだと知っている。ずっとそうだった。オスバルドは自分とチームを盛り立てようとしたんだ。そして、失敗した。決めていれば、そのパーソナリティーがたたえられていたかもしれない。でも、彼は失敗してしまった。だけど、それで僕らが彼に背を向けることはない」と述べている。

ローマでは最近も似たようなケースがあった。2011年のレッチェ戦で、FWマルコ・ボッリエッロがトッティからPKを奪い、彼もまた失敗している。次のPKは、トッティが蹴るのがよさそうだ。