世田谷線の路面電車が見える喫茶店。チーズケーキ片手にぶらり途中下車の旅
歴史ある寺社が数多く、庶民的な街並みも残る世田谷の街。ゆったりとした時間が流れるこの街を、路面を走る世田谷線でぶらりと巡って参りました。とっておきのコーヒー&スイーツと共に、小さな幸せに出合える旅に出かけてみませんか。
ゆるっと過ごしながら心も体も元気に!
にぎやかな都会に囲まれているのに、ゆる〜い空気が漂う東急世田谷線。三軒茶屋駅からほど近い線路沿いの『喫茶まくあい』周辺も、繁華街が近いとは思えないのどかな雰囲気。
”昼間のスナック”をコンセプトに、店主のみゆきさんが長年働いていた『ミカド珈琲』の豆でコーヒーを淹れてくれる。なめらかで軽い口当たりのチーズケーキは酸味と苦味が穏やかなブレンドとぴったり。コーヒーを飲みながらおしゃべりを楽しめば自然と心も晴れやかに。
松陰神社前駅にある『タビラコ』では季節替わりのババロアをぜひ食べてほしい。夏みかんのほのかな苦みに続いてラム酒やミントの香りが現れ、味が変化していく。ホットジンジャーはこっくりとした甘みでクコの実やナツメなどスパイスの風味も。
店主の高橋さんは国際中医薬膳師の資格を持ち、おいしさはもちろん体のことも考えてくれているのがうれしい。
素朴なおやつとたわいもない会話に心が和む『喫茶まくあい』@三軒茶屋
線路側の窓から世田谷線が見下ろせる。おやつはチーズケーキとチョコスコーンが定番で毎月限定のおやつも登場。チキンカレーは敢えて普通を目指し、野菜をじっくり煮込んでトロトロに。朝から提供しているため、朝カレーを楽しみに来るご近所さんも多い。
ブレンド550円、チーズケーキ500円

『喫茶まくあい』(左)ブレンド 550円 (右)チーズケーキ 500円

『喫茶まくあい』
[店名]『喫茶まくあい』
[住所]東京都世田谷区太子堂4-14-2AIKIホーム2階
[電話]なし
[営業時間]8時〜18時
[休日]水
[交通]東急世田谷線三軒茶屋駅西口から徒歩1分
体になじむようなスイーツはさりげない薬膳が隠し味『タビラコ』@松陰神社前
無塩の発酵バターをたっぷり使った全粒粉スコーンは、まわりがサクッと軽く、中はふんわりとしたソフトな食感にハマる!ジャムは季節で変わり、この日は夏みかん。自家製の薬膳ジンジャーシロップやジャム、店で使っている調味料や茶葉などは購入も可能。
ババロア(夏みかん)650円、薬膳ジンジャーシロップのホットジンジャー700円

『タビラコ』(手前)ババロア(夏みかん) 650円 (奥)薬膳ジンジャーシロップのホットジンジャー 700円 「松陰PLAT」の2階にある『タビラコ』は眼下に電車が走る貴重な眺め。タイミングが合えば山桜の花も!ババロアは底にグラハムクラッカーやサクサクのメレンゲが入って食べ応えあり

『タビラコ』店主 高橋佳奈さん
店主:高橋佳奈さん「おやつ系と食事系のホットサンドもご用意してます」

『タビラコ』
[店名]『タビラコ』
[住所]東京都世田谷区世田谷4-13-20松陰PLAT2階
[電話]非公開
[営業時間]13時〜19時(日・祝〜18時)
[休日]水・木(不定休あり)
[交通]東急世田谷線松陰神社前駅から徒歩1分
わざわざ足を運びたい個性的なカフェ揃い
世田谷駅から住宅地に入った行き止まりの線路沿い立つのが『喫茶mammal』。
「静かな場所なので、落ち着ける空間を心掛けてます」と話す店主の遠山さん。
電車の音がちょうどいいやわらぎになって自分の世界に浸れるのだ。プリンは硬めで生クリームたっぷりのリッチな味わいだけど、口に入るとなめらかでとろける。野菜の旨みを感じるナポリタンなど料理も本格的だから食事からデザートまでゆっくり楽しむのもいい。
宮の坂駅と山下駅との間にある『chouette torrefacteur laboratoire』では、ハーブやスパイスを合わせて熟成させたミクスチャーコーヒーに感動!
「ゴールデンモヒート」は低温焙煎で引き出す豆本来の風味の中にライムやミントの爽やかさや酸味が広がり、まろやかで後味がすっきり。クイニーアマンは焦がし砂糖とバター風味のメリハリが秀逸でインパクトはあるのにコーヒーを邪魔しない。
三星フランス料理で学んだ店主・高山さんの確かな腕を実感。
松原駅の『PAMSE』は季節のフルーツを使ったショートケーキが人気。この日は旬のイチゴと金柑を使ったチョコショートケーキで、ゴロゴロ入った金柑の爽やかな苦みとチョコレートのバランスがちょうどいい。
入口の引き戸には昔の手作りガラスが使われ、時間の流れがゆっくり。ああ、癒される……。
住民にとっては日常だけど、たまに来ると非日常のトリップ感満載。松陰神社や猫で有名な豪徳寺、宮の坂駅前のレトロ車両など見どころも多く、途中下車の散歩も楽しい。忙しくて旅に行けない!という人はぜひ世田谷線へ。

『大谿山豪徳寺』
丁寧に仕上げたスイーツをお供に穏やかなひとときを『喫茶mammal』@世田谷
夫婦2人で切り盛りし、靴を脱いで上がるため友人宅に来たような居心地のよさ。静かで穏やかな空間作りのため、入店は2名までで小声で話すのがルール。季節のクリームソーダは自家製シロップを使用。この日ははっさくのシロップでほんのり苦みが美味。3月はイチゴや青りんごが登場予定。
カスタードプリン600円、アイス珈琲700円

『喫茶mammal』(左)アイス珈琲 700円 (右)カスタードプリン 600円

『喫茶mammal』
[店名]『喫茶mammal』
[住所]東京都世田谷区世田谷3-14-16安藤コープ100号室
[電話]03-5799-4230
[営業時間]11時半〜21時(20時LO)、月・火:11時半〜16時(15時LO)
[休日]金
[交通]東急世田谷線世田谷駅西口から徒歩2分
コーヒーもスイーツも綿密に計算された唯一無二の味わい『chouette torrefacteur laboratoire(シュエット・トレファクチュール・ラボラトワール)』@宮の坂
世田谷線の線路がすぐ目の前。コーヒーは黒じょかで供されることも。ホットドッグはすべて自家製。サクッと軽いパン、ソーセージの肉汁、プチプチ弾けるマスタードの一体感が見事!
ブリュレクイニーアマン550円(ドリンク注文の場合50円引き)、RESERVE(ニューミクスチャーコーヒー)1400円

『chouette torrefacteur laboratoire(シュエット・トレファクチュール・ラボラトワール)』(左)ブリュレクイニーアマン 550円(ドリンク注文の場合50円引き) (右)RESERVE(ニューミクスチャーコーヒー) 1400円 ※この日はゴールデンモヒート

『chouette torrefacteur laboratoire(シュエット・トレファクチュール・ラボラトワール)』
[店名]『chouette torrefacteur laboratoire(シュエット・トレファクチュール・ラボラトワール)』
[住所]東京都世田谷区宮坂1-39-11-1階
[電話]03-6413-9450
[営業時間]7時半〜17時半(16時45分LO)※ホットドッグなどのフードは14時LO
[休日]火
[交通]東急世田谷線宮の坂駅から徒歩6分
季節のフルーツをメインに仕上げたやさしいケーキにほっ『PAMSE』@松原
線路に向かって窓が広がり、すべての席が世田電ビュー。テラス席は犬連れもOK。自分が食べたいものを作るというスイーツは日替わりなので、訪れるたびにわくわくする。注文を受けてから作り、できたてを提供する店内限定のパフェやタルトのファンも多い。
いちごと金柑のチョコショートケーキ825円、カフェオレ660円

『PAMSE』(左)いちごと金柑のチョコショートケーキ 825円 (右)カフェオレ 660円

『PAMSE』店主 小林安美奈さん
店主:小林安美奈さん「3月は抹茶を取り入れた和風スイーツもお楽しみに」

『PAMSE』
[店名]『PAMSE』
[住所]東京都世田谷区赤堤3-3-16
[電話]070-3140-7835
[営業時間]12〜17時
[休日]不定休(Instagram:pamse_okashi参照)
[交通]東急世田谷線松原駅から徒歩2分
撮影/小島昇(喫茶まくあい、タビラコ、chouette、景観写真)、松田麻樹(喫茶mammal)、取材/井島加恵
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
※画像ギャラリーでは、世田谷線で楽しめる絶品スイーツの画像をご覧いただけます
※月刊情報誌『おとなの週末』2026年4月号発売時点の情報です。
