トヨタ新型「ハイラックス」

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複数のパワートレインで登場か

 トヨタのイタリア法人は2026年4月9日より、新型ピックアップトラック「ハイラックス」のプレ販売を開始しました。

 この新型モデルは、2026年1月9日から18日まで開催されたブリュッセルモーターショー2026において、欧州で初めて公開されたものです。

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 ハイラックスは、ミドルサイズのピックアップトラックとして世界的なベストセラーモデルとして知られています。1968年に初代がデビューして以来、厳しい条件下でも使用されるワークホースとして改良が重ねられてきました。同時にレジャーの相棒としても支持を広げ、累計の販売台数は2700万台を超えています。トヨタの信頼性や耐久性を象徴する一台として、揺るぎないポジションを築いてきました。

 ブリュッセルモーターショー2026で世界初公開された新型は、10年ぶりの全面刷新を遂げた9代目となります。頑丈なラダーフレーム構造は受け継ぎながら、カーボンニュートラル社会の実現に向けたマルチパスウェイ計画のもと、本格的な電動化が推し進められました。

 ショーの会場では2つのモデルが展示されました。そのひとつが、ハイラックス史上初となるバッテリー式電気自動車(BEV)です。このモデルは、モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化した駆動システムであるeAxleを前後輪軸に搭載した4WD仕様で、最高出力144kWを発生させます。バッテリー容量は59.2kWhで、一充電あたりの走行距離は複合サイクルで257kmです。

 もうひとつのモデルは、2.8リッター直列4気筒ディーゼルエンジンに、モーター機能を持たせたオルタネーターであるモータージェネレーターと電圧48Vの小型バッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッド車(MHEV)です。電動化に伴う信頼性への配慮も徹底されており、渡河深度はBEV、MHEVのどちらも700mmを確保し、従来のガソリン車と同等の性能が実現されています。

 エクステリアデザインは「タフ&アジャイル」をテーマに開発され、基本的な強さと力強く現代的な外観を表現しています。日本の力士の構えから着想を得たという力強いプロポーションが特徴で、ヘッドライトの間には「TOYOTA」ロゴが装着されました。また、乗り降りを容易にするリアステップと、再設計されたサイドステップも新たに採用されています。

 内部構造では、歴代モデルの卓越したオフロード性能を支えてきたボディオンフレーム構造が継承されています。

 ボディタイプは4ドアのダブルキャブで、サイズは全長5320mm×全幅1855mm×全高1800mm、ホイールベースは3085mmです。

 展開されるグレードはHilux、Icon、Premium、Invincibleの4種類です。イタリアにおける価格は、Hiluxが4万1400ユーロ、Iconが4万7700ユーロ、Premiumが5万100ユーロ、Invincibleが5万3400ユーロとなっています。参考として、4月下旬時点の為替レート(1ユーロ=163円)で換算すると、それぞれ約675万円、約778万円、約817万円、約871万円に相当します。

 日本市場に向けては、2026年年央頃に発売が予定されているとトヨタから公式に発表されていますが、どのようなグレード構成で展開されるのか注目が集まります。