絶滅危惧種のカメ「中国に売った」沖縄の世界遺産やんばるの森で「リュウキュウヤマガメ」など密猟容疑で男女逮捕
沖縄県の世界自然遺産「やんばるの森」で、絶滅危惧種のカメなどを密猟した疑いでペットショップの経営者と店長が逮捕されました。
逮捕されたのは、茨城県土浦市にあるペットショップの経営者・小室寿洋容疑者(49)と店長の大竹綾乃容疑者(37)です。
2人は2024年10月、沖縄県の世界自然遺産「やんばるの森」で、国の天然記念物で絶滅危惧種の「リュウキュウヤマガメ」4匹や「クロイワトカゲモドキ」2匹を密猟した疑いが持たれています。
警視庁によりますと、小室容疑者らは捕獲した「リュウキュウヤマガメ」を洗濯ネットに入れて箱に梱包し、宅配便の品目を「衣類」などと偽って店に送っていたということです。
小室容疑者は調べに対し、「捕獲してはいけないと知っていたが、お金になるから捕獲してしまった」などと容疑を認めている。
一方、大竹容疑者は「身に覚えはない」と容疑を否認しているということです。
やんばる野生生物保護センターの高橋佳大さんは、「密猟されるようなことが続くとそれが原因で生息数・個体群とか“種の存続”に悪影響を及ぼしてしまう恐れはあると思います」「世界的な価値が認められたやんばるの重要な生態系の一部ですので、それを商売目的か個人的な目的かはわかりませんけれども地域の宝を失うことになりますので、そこはぜひルールを知っていただきたい」と話した。
小室容疑者は、「リュウキュウヤマガメ」を「中国に売った」と話しているほか、ペットショップの関係者も「10万円ぐらいで売った」などと説明しているということです。
「リュウキュウヤマガメ」は海外で人気が高いということで、警視庁は、海外での需要を背景に密猟して販売していたとみて実態解明を進めています。
