露が新型ICBM「サルマート」発射試験成功、プーチン氏「世界最強」…今年末までに東シベリアに実戦配備
ロシアのプーチン大統領は12日、複数の核弾頭を搭載できる新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマート」の発射試験に成功したと、戦略ロケット軍司令官から報告を受けた。
露大統領府が発表した。今年末までに東シベリアのクラスノヤルスク地方の部隊に実戦配備する計画だ。
ロシアは核戦力を誇示し、欧米やウクライナをどう喝する狙いがあるとみられる。9日の旧ソ連の対ドイツ戦勝記念日の式典では、ウクライナによる無人機攻撃への懸念から、戦車やミサイルの隊列は参加しなかった。
ロシアはサルマートについて、あらゆるミサイル防衛システムを突破できるとアピールしてきた。報告を受けたプーチン氏は「世界最強のミサイルシステムだ」と強調した。搭載する核弾頭の威力が西側諸国の保有する同種ミサイルの4倍以上で、通常の弾道軌道よりも低い高度を飛行すれば射程が3万5000キロ・メートル以上になるとも主張した。
サルマートはウクライナ侵略が始まった直後の2022年4月に発射試験に初めて成功し、23年9月に実戦配備が公表された。その後、発射試験に失敗したとみられ、プーチン氏が昨年11月に改めて今年中の実戦配備を表明していた。
