もはや韓国アイドル界の奇妙な定石? またしても起きた7人組グループ「6人組再編」の動き
「7人組」として出発したK-POPグループが「6人組」となる事例がまたしても起きた。
【写真】元K-POPアイドル暴露「センターに入るのは事務所代表と交際したメンバー」
ガールズグループのUSPEER(ユースピア)がメンバー1人のグループ活動終了を発表し、6人体制で6月にカムバックする。
所属事務所のMWエンターテインメントは先日、公式SNSを通じて、メンバーのヨウォンがUSPEERとしての活動を終えることを明らかにした。

ヨウォンは昨年下半期から十分な休息と回復の時間を持っており、その間、今後の活動方向について長く慎重に話し合ってきたという。その結果、相互協議の末にグループ活動を終了することになった。
USPEERは昨年6月に1stシングルアルバム『SPEED ZONE』でデビューした7人組ガールズグループである。今回のカムバックはソイ、ソユ、シアン、ダオン、ロア、チェナの6人体制に再編されてから初めてのアルバムとなる。
さらに、今年初めに所属事務所を移してから初めて披露する作品でもあり、グループにとっては再出発の意味合いが強い。

もちろん、ヨウォンの活動終了には個別の事情がある。USPEERだけを見れば、休息と回復、今後の活動方向をめぐる協議の末に決まったグループ再編だ。ただ、それでもK-POPシーンを注視していると、どこか引っかかる部分がある。
なぜか近年、7人組として出発したグループが、その後6人組になるケースが妙に目立つからである。
繰り返される「7人から6人へ」の再編もちろん、7人組だから脱退が起きると言うつもりはない。メンバーがグループを離れる理由は、健康上の問題や活動方針の違い、私生活をめぐる騒動、契約や事務所との関係など、それぞれまったく異なる。
それでも、7人で始まり、気づけば6人で活動しているグループが続くと、偶然とは分かっていても妙な共通点として目に入ってしまうのだ。
最近の例でいえば、ENHYPENがそうだ。7人組として世界的な人気を広げてきたENHYPENは3月、ヒスンの脱退によって6人体制へ移行した。人気グループの中心メンバーの一人だっただけに、その衝撃は大きかった。

Kep1erも、7人組として再始動した後にソ・ヨンウンが脱退し、6人体制となった。プロジェクト期間終了後、あらためて新体制を整えたはずのグループが、再び人数変更を経験することになったのである。

デビュー直後のグループでも同じようなケースはある。2024年9月デビューのMADEINは、日本出身メンバー4人、韓国出身メンバー3人による7人組として出発したが、同年11月にガウンが健康上の理由で脱退し、6人で活動することになった。7人組だった期間は、わずか2カ月だ。
iznaも、2024年11月に7人組としてデビューしたが、その後にユン・ジユンが脱退し、6人体制となった。デビューからそれほど長くない時期に構成が変わったことで、ファンにとってもグループの印象を改めて受け止め直す出来事になった。

NMIXXも忘れられない。2022年2月に7人組としてデビューしたNMIXXは、約10カ月後にジニが突然脱退し、6人組へと再編された。デビュー初期の勢いを作る大事な時期に、人数変更が起きたインパクトは小さくなかった。

ボーイズグループではRIIZEの例もある。デビュー時は7人組だったが、スンハンが無期限活動休止を経て脱退し、現在は6人体制で活動している。新鋭グループであっても、7人のまま走り続けることは簡単ではなかったのだ。

こうして並べると、やはり不思議である。
USPEER、ENHYPEN、Kep1er、MADEIN、izna、NMIXX、RIIZEと、状況も理由も時期も違う。だが、「7人で始まり、6人になる」という形だけを見れば、妙に似た線が浮かび上がる。
ただし、ここで7人組は鬼門だと言い切るのは乱暴だろう。ほかでもなく、世界的成功を収めたBTSはまさに7人組である。7人という人数そのものが不安定なのではない。むしろ、7人組はK-POPにおいて非常に完成度の高い編成として見られてきた。

ステージ上ではセンターを置きやすく、左右にメンバーを配置したフォーメーションも作りやすい。人数が多すぎず、少なすぎず、それぞれのキャラクターも立たせやすい。7人組には、グループとしてのまとまりと個性の見せやすさがあるのだ。
だからこそ、1人が抜けた時の変化も大きく見える。7人から6人になると、フォーメーションは偶数編成となり、センターの見せ方も変わる。歌割りやダンスの動線も再調整が必要になる。そして何より、ファンは「いなくなった1人」を強く意識しやすい。
5人組が4人になる、あるいは9人組が8人になる場合も、もちろん大きな変化だ。だが、7人組はバランスが良く見える分、6人になった時の「欠けた感」が視覚的にも感情的にも残りやすいのかもしれない。
USPEERの6人体制カムバックは、彼女たちにとっては新しいスタートである。所属事務所も、6人のUSPEERメンバーが新たな覚悟と意志で広げていく今後の旅路に応援をお願いしたいと伝えている。
7人だから崩れるわけではないし、6人になったから魅力が減るわけでもない。それでも、近年のK-POPで妙に続いている「7人から6人へ」という流れに、また一つ新しい例が加わったことは確かだ。
ただの偶然かもしれないが、これだけ例が積み重なると、K-POP界の奇妙な符号として目に残ってしまうのである。
(記事提供=スポーツソウル日本版)
