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かつてミツバチは、「ゼロの概念を理解している昆虫」として世界中のニュースで話題になりました。

ところがその後、「実は数ではなく見た目のパターンを見ていただけでは?」という反論が登場し、評価は一転。さらにはカリフォルニア州の法解釈で一部のマルハナバチが“魚”の定義に含まれるというニュースまで加わり、ここ10年ほどミツバチの評判は揺れ続けてきました。

そして最新研究によって、再び評価が変わりました。ミツバチはやはり数に反応している可能性が高いという結果が示されたのです。どうしてそんなことになったのでしょうか。

答えはシンプルで、実験の方法を見直す必要があったからなんですって。IFLSが伝えました。

ミツバチに「人間のテスト」をしていた

2021年の研究で、ミツバチは数ではなく図形の密度や輪郭、明暗の繰り返しといった「数に伴いやすい見た目」を手がかりにしていたのではないか、という指摘が出ました。これにより、賢い数学者だと思われていたミツバチが、実はテストの出題傾向を読んでいただけかもしれないと評価が下がってしまったのです。

今回の研究は、その批判の前提そのものを問い直しました。というのも、ミツバチは人間とはまったく違う視覚で世界を見ているのに、「人間向けのテスト」を受けさせていた可能性があるからです。

「ミツバチの目」で見直すと何が変わるのか?

研究チームは、これまで批判の根拠となっていた「空間周波数」を、ミツバチが実際に識別できる範囲で再計算しました。すると、これまで強く見えていた「見た目だけで説明できる」という関係が弱まり、ミツバチが数そのものに反応している可能性が再浮上したのです。

この結果は、「ミツバチってやっぱりすごい」で終わる話ではありません。動物の知能を測るとき、人間の感覚を基準にすると能力を見誤るかもしれないという普遍的な教訓を示しているからです。

やっぱり「数に反応している」可能性

今回の論文は再解析が中心で、新たな計算能力を直接証明したわけではありません。現時点で言えるのは「ミツバチが数に関する情報を処理している可能性を支持する証拠が強まった」という段階です。

それにしても今回の研究はミツバチの賢さだけにとどまらず、動物の知能の再定義につながるかもしれないってことですよね。おもしろいなぁ。

Source: IFLS

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