ハンタウイルスの感染相次ぐクルーズ船、受け入れ先のスペイン・カナリア諸島に到着
約150人の乗客ら帰国手続きへ
【ジュネーブ=船越翔】大西洋を航行したクルーズ船でハンタウイルスの感染が相次いでいる問題で、クルーズ船が10日、受け入れ先のスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島に到着した。
船には乗員や乗客約150人が残っており、一部の乗員を除いて帰国手続きに入る見通しだ。
クルーズ船を巡っては、テネリフェ島の一部の住民が寄港に反対している。世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は9日に現地入りし、住民向けの声明で「これは新型コロナウイルスではなく、公衆衛生上のリスクは低い。スペイン当局は慎重な計画を策定している」と強調した。
WHOによると、クルーズ船に乗った6人に感染が確認され、いずれも人から人にまれに感染するアンデス型のハンタウイルスが検出されている。2人に感染疑いがあり、感染や感染疑いのある計8人のうち3人が死亡している。
