AIは新しい「旅の道連れ」、デジタル・スマートな旅行が人気に―中国

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「自分で旅行プランを考えないでいいし、音声ガイド機を借りるために列に並ぶ必要もない。今回の旅行の『旅の道連れ』は人工知能(AI)だ」。浙江省杭州市を旅行していた00後(2000年代生まれ)の劉耀凱(リウ・ヤオカイ)さんはこう話した。

出発前に旅行プランを考えることから、旅行中の没入型双方向体験まで、今年の労働節(メーデー、5月1日)に合わせた5連休(5月1〜5日)には、AIが旅の全プロセスに溶け込み、「デジタル・スマート」を特徴とする新しいタイプの旅行スタイルの人気が上昇した。

杭州市では、観光客が都市部対応の文化観光AIエージェント「杭小憶」にアクセスして、自分の旅行ニーズを入力するだけで、システムが自動的に情報をふるい分けてルート計画を立て、画像とテキストによるオーダーメイドの旅行プランを生成してくれる。

劉さんは「『杭小憶』に向かって、両親を連れて3日間旅行したい、お茶を飲むのが好き、歴史や文化について知りたい、あまり疲れる旅行はしたくないと話しかけてみた。すると数秒後には、龍井村で龍井茶を飲む、良渚古城遺跡で大空間VR(仮想現実)没入型体験をするなどの内容を含む、混雑を避けたルートがスマートフォンに送られてきた。まるで現地の友達がプラン作りを手伝ってくれたみたいだった」と話した。

出発前のAIによる旅行プラン生成を「見えないアシスタント」と呼ぶなら、景勝地に出かけた後のAIはさながら「見える旅の道連れ」だ。

復旦大生の楊昌原(ヤン・チャンユエン)さんは今回杭州で、VRゴーグルをかけて「宇宙を遊泳」する、将棋ロボットと対局して技を磨き合う、AIと人間でディベートを展開するなど一連のアクティビティーを含んだ「テクノロジーの旅」を体験した。

楊さんは「これまでAIはどちらかといえば勉強や生活で利用するツールだったが、ここではAIのより多くの応用シーンと無限の可能性を見ることが出来た」と今回の旅行を振り返った。

オーダーメイドの旅行プランの生成からスマートな旅行ガイドまで、AI技術は今、これまでにない旅行スタイルと旅行体験を再構築しようとしている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)