高市首相

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総括記事の“トレンド”

 4月21日に高市早苗政権が発足半年を迎えるにあたって、メディアはこぞって総括記事を出していた。「数の力と高い支持率」「側近や党内重鎮との溝」「SNSを駆使」……などといった観点からの指摘や批判が少なくなかった。高市首相はこういった内容をどう受け止めたのか。

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「この半年を振り返って誰が見てもわかることですが、2月の衆院選での大勝を背景に『高市1強』の状態というのが最大の特徴でしょう。その数の力と70%を超える高い内閣支持率を背景に強気な政権運営とスピード重視の意思決定に走っていることが独断専行のリスクを抱え、それなりに軋轢(あつれき)を生んでおり、何かをきっかけに一気に瓦解する可能性もあるといった指摘も少なくなかったですね」

高市首相

 と、政治部デスク。

SNSを駆使して

「SNSを駆使して各種報道に対してダイレクトに反論する点も歴代首相とは異なっており、高市流の政治スタイルと言えるかもしれません。と言うか、トランプ大統領が代表的ですが、2026年の世界のトップの情報発信のあり方として珍しくはないとも言えます」(同)

 会食や官僚からのレクチャーを好まない、官邸内の首相執務室などに引きこもって資料読み込みに没頭する……などといった点も指摘され、批判の対象となった。

「会食については“苦手だ”と公言していますし、夫の山本拓元衆院議員の介護や家事も含めて慢性的な睡眠不足にも言及して言外に“会食しているヒマなどない”と自ら訴えているようにも見えます。首相の秘書官には各省庁からのエースを希望し、ほぼその通りに起用できたのでそのメンバーからの忠告には耳を傾けるようです。しかしその中にも濃淡があり、今のお気に入りは首席で元経産次官の飯田祐二氏、警察庁刑事局長から転じた谷滋行氏だと聞いています」(同)

報道や周囲の声は意に介さず

 高市氏は10日、官邸で自民党の麻生太郎副総裁や鈴木俊一幹事長らと昼食をとった。いわゆる会食や会合は久々のことで、今後定例化されるとの見方もある。23日夜には先の衆院選で初当選した自民党議員の会合に初めて出席した。

「“会食をせず周囲とのコミュニケーション不足に陥るのは良くない”などと自民の麻生太郎副総裁はアドバイスをしてきたようです。首相経験者の孤独を知る者としてできることはやってやりたいとの思いからですが、報じられた会食出席が麻生氏のアドバイスを受け入れたからかと言うとそうでもなさそうです。高市氏は各種報道にも目を通していますが、全く意に介さず、自己流を貫くスタンスを崩していません。報じられた会合出席は単に“時間に余裕ができたから”ということなのでしょう。高市氏の政治信条、人生訓として“他人を信じない、他人に任せない”というものがあると聞きました。そこを譲るくらいなら首相を辞めてもよいとさえ思っているフシがあります」(同)

デイリー新潮編集部