【特集】アニメ映画の制作とアフレコの現場に潜入取材!長岡花火を描く「君と花火と約束と」【新潟】
7月17日に全国で劇場公開される『君と花火と約束と』。人気アイドルグループ『timelesz』のメンバー・佐藤勝利さんが主人公・夏目誠役をつとめます。ヒロインの葉山煌(あき)役は、新海誠監督作品や連続テレビ小説など話題作への出演が絶えない原菜乃華さんです。
舞台となるのは、戦没者への慰霊と平和への願いが込められた長岡花火。終戦を迎えた81年前に交わされたという「ある約束」を果たすため、高校生の誠と煌が長岡を訪れ、花火が描かれた1枚の絵が過去と今をつなぐ、儚くも切ないラブストーリです。この作品で声優初挑戦となる佐藤勝利さんは、映画への思いをこう語ります。
■timelesz 佐藤勝利さん
「戦後80年に向けて作られた作品なので、台本を読みながらしっかり平和をつなげていかなきゃいけない、伝えていかなきゃいけないなと思った。」
長岡花火を舞台にしたアニメーション映画。どのように制作されているのでしょうか。『きみはな』の制作現場に潜入しました。
■岡拓哉アナウンサー
「パソコンが並んでいて、いろいろな部署がそれぞれの担当のみなさんが仕事をされているところ。」
『きみはな』のアニメーション制作を担うアンサースタジオ。登場する人物や背景などを作画し、細かな動きや表情をつけながらアニメーションにしていく、まさに映画制作の心臓部です。
■岡拓哉アナウンサー
「鈴木監督がいらっしゃいました。監督、よろしくお願いします。」
『きみはな』の監督を務める鈴木慧さん。登場人物の表情を細かくチェックしていました。
■鈴木慧監督
「微妙な差ですけど、もうちょっとまぶたの上を下げてうっとりした表情にしてほしいなど修正をお願いしている。」
例えば、映画の登場人物を描いたこの1枚。完成に近いように見えますが・・・この1枚に対して出された修正がこちら。眉の角度や目の開き方・顔の輪郭などに注文がつきました。重ねてみてもどう変化しているのか、素人では判別できないほど細かい要求です。
■鈴木慧監督
「リアル(実写)では描き切れないアニメならではの動きを生かして、よりリアルとアニメの中間地点に近づけられるか。見ている印象をどれだけストレートに楽しんでいただけるかにこだわる。」
監督のチェック後、様々な工程を経て作品へとつながっていきます。
■岡拓哉アナウンサー
「モニターを見るだけでもかなり細かい作業なのがわかる。人物も拡大したり位置を変えたりしながら、1本1本線を書き足していくそんな作業が繰り返されている。」
■アンサースタジオ(入社2年目) 田中愛子さん
「主人公の誠が上体を寝ているところから起こしていくという、足元はそんなに動きはしないけど上半身がグイって動いていくので、そこが大変。」
原画を動画にする工程を担当する入社2年目の田中愛子さん。じつは、新潟市出身で今回がアニメーターとして携わる初めての劇場作品です。
■アンサースタジオ(入社2年目) 田中愛子さん
「長生橋など出てくると仕事の合間のうれしさではある。見て上手だと思われるのではなく、キャラクターが生きていることに没頭してもらいたい。(キャラが)生きている上で何を感じているのか、想像力をかき立てるのがアニメーターの仕事だと思う。」
