「にんじんスティック」を3秒でおいしくする「切った後にやること」。なんと使うのは水だけ!
20〜59歳の65%が「野菜不足を感じている」
株式会社アイスタットが2024年に20歳から59歳の男女300人に調査した野菜の摂取量についてのアンケートで、野菜不足を感じているかという質問に対し、「そう思う」と答えたのは約65%で、そう思わないと思う人を大きく上回った。
特に野菜不足と答えた割合が多かったのは、40代(66.7%)で、反対に「そう思わない」と答えたのは、20代30代(39.2%)だった。
1日当たりの成人の野菜摂取目標量は350ℊと言われているが、摂取できていないと答えた人にその理由を訊くと、20代30代では、「調理の時間がないから」(21.2%)、「野菜がおいしくないから」「今の量で充分と思っているから」(ともに18.2%)という答えが多かった。
野菜不足を感じているけど、摂っていないわけではないし、そもそもおいしくない、また摂るのも手間がかかる(調理に時間がかかる)といういいぶんのようだ。
では、もう一方の野菜側はどう感じているのか。
そんな視点で野菜料理を教えてくれるのが、『野菜のいいぶん 誰も教えてくれない秘密のレシピ130』(白崎裕子著/ダイヤモンド社)だ。
たとえば本書にある野菜のいいぶんとしては、こうだ。
「塩をふったらすぐにもまないで」(にんじん)
「そんなところに包丁を入れないで」(かぼちゃ)
「もっと広げて焼いてほしい」(もやし)
「まずは、お水を1杯くれませんか?」(とうもろこし)
「大根おろしはサラダなんです」(大根)
一見なぞかけのように見えるこれら「いいぶん」は、本書を読むともっともな主張であり、普段やっていた野菜の扱いが、ちょっとズレていたり、知らないがゆえに、もったいないことをしていたんだと気がつく。
まずはにんじんのいいぶんを聞いて、3秒でおいしくなる「にんじんスティック」で試していただきたい。本書より抜粋してお届けする。
にんじんのいいぶん
にんじんは、光をためる野菜です。土の中で育つのに、あんなに明るい色をしているのは、βカロテンという橙色の色素をたくわえているから。葉で受けた光の働きが、根の色として残ります。春夏はみずみずしくやわらかく、秋冬は寒さから身を守るために糖分を増やして甘くなります。少し加えるだけで料理がぱっと明るくなるのは、にんじんが持っている光の色がお皿の上に広がるから、かもしれないですね。
にんじんスティック
材料
にんじん… 1本
マヨネーズ …適量
作り方
1 にんじんは両端を落として6〜8cmの長さに切り、縦に1cm幅に切る。切り口を下にして1cm幅に切る。
2 ボウルに入れ、熱湯をかける。にんじん全体が湯に浸かってから3秒数え、すぐにざるに上げる。
水にさっとさらし、水気をよくきって冷蔵庫で冷やす(氷水で冷やすとすぐに食べられる)。マヨネーズにつけて食べる。
保存メモ
葉がついていたら落とし、乾燥を防いで立てて野菜室へ。
「お湯をかけられると、びっくりして目がさめちゃう」というにんじんは、熱湯にさっと浸すだけで、特有と思っていた青臭さが消えて、甘みが際立つ。
時間はほんの3秒(1,2,3と数えよう)。すぐに冷水にとって水気をきると、色がパッと明るくなり、歯ざわりも軽やかに変わる。
ぜひお試しいただきたい。
続く第2話「にんじんラペを美味しく作るための「にんじんの塩もみ」間違えてはいけない”タイミング”」では、「塩をふったらすぐにもまないで」というにんじんに、なら「いつもめばいいのか」を訊いてみたい。
