テレビ信州

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去年5月、須坂市でパイプ製の小屋が列車にぶつかり乗客3人が死傷した事故について、国の運輸安全委員会は「原因の分析などにはさらに時間を要する」とする途中経過を公表しました。その中で、事故後の列車内を初めて公開しています。

列車の座席に散らばるガラス。これは事故後の列車内を国の運輸安全委員会の調査官が撮影したものです。座席後ろの窓は無くなっています。

この事故は去年5月21日の夕方、長野電鉄の長野駅行きの普通列車が須坂市の日野駅近くで強風によって飛ばされたとみられるパイプ製の小屋とぶつかったものです。

この事故で先頭車両に乗っていた当時56歳の男性客が亡くなり、ほかの男性客2人が軽いけがをしました。

国の運輸安全委員会は事故翌日に現地に調査官を派遣しています。

運輸安全委員会 小澤隆之 鉄道事故調査官
「発生原因が何であったか、ということを突き止められるように調査を進めて参りたい」

当初、1年以内に報告書をまとめる方針を示していましたが、23日、「原因の分析や再発防止策の検討のためにさらに時間を要する」とする途中経過を公表しました。

運輸安全委員会によりますと、現場付近では短時間で天候が急変していたことが分かっています。

23日の途中報告を受け、長野電鉄は取材に対し「コメントを出す予定はない」としています。

原因が明らかにならないまま、5月で事故から1年を迎えます。

運輸安全委員会は引き続き調査を進めるとしています。