フェラン米海軍長官が退任、更迭か 対イランの海上封鎖が続く中

(CNN)米国防総省のパーネル報道官は22日夜、フェラン海軍長官が「即時」退任すると発表した。事情に詳しい情報筋6人はCNNに対し、フェラン氏は更迭されたと明らかにした。
事情に詳しい情報筋2人によると、ヘグセス国防長官はフェラン氏に、辞任しなければ解任すると通告したという。ホワイトハウスの高官は、トランプ大統領もこの決定について把握していると明かした。
海軍はフェラン氏退任に関する問い合わせを国防長官室に回したが、国防長官室は現時点でコメントに応じていない。ホワイトハウスはCNNに対し、パーネル報道官の声明を参照するよう求めた。
パーネル氏はX(旧ツイッター)への投稿で「戦争長官と副長官に代わり、国防総省や海軍へのフェラン氏の貢献に感謝の意を表明する」とコメント。「今後の活躍を祈る。海軍長官代行にはフン・カオ次官が就任する」と説明した。
フェラン氏の退任は、米海軍が停戦期間中にイランの港湾封鎖を実施している最中に発表された。米軍はこれまでに船舶29隻を港に引き返させ、2隻に臨検を行っている。
複数の情報筋によると、フェラン氏とヘグセス氏は数カ月前から緊張関係にあった。ヘグセス氏はフェラン氏に関し、造船改革の実施ペースが遅いとの見方を示していたほか、フェラン氏がトランプ氏と直接やり取りしていたことについても、自身を迂回(うかい)する動きと見ていら立っていたという。
事情に詳しい関係者2人によると、フェラン氏の姿は22日にホワイトハウス西棟で目撃された。
フェラン氏は軍歴のない実業家で、2025年に海軍長官に承認される前、トランプ氏の選挙陣営のために妻と協力して数百万ドルを集めていた。
トランプ氏は当時、「フェラン氏は海軍の要員にとって大きな力になる。私の『米国第一』構想を推進する揺るぎない指導者になるだろう」「米海軍での仕事を何よりも優先するはずだ」とコメントした。
フェラン氏の退任につながった理由は不明。トランプ政権下で任命された各軍種の長官では退任は初のケースとなる。ただ、ヘグセス氏は国防長官に就任して以来、多数の各軍高官を解任している。
