クマ注意

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 冬眠明けのクマの活動が活発化し、街中や山林でクマとの遭遇機会が増える時期を迎えているとして、岩手県は18日、「春のツキノワグマ被害防止キャンペーン」を開始し、注意を呼びかける。

 期間は5月末まで。

 クマの出没は例年、冬眠明けの4〜5月から増え始める。県自然保護課によると、昨年3月の出没件数は26件だったのに対し、4月は224件、5月は534件と急増。登山や山菜採りなどで山林に入る機会が増えることから、人身被害の増加も危惧される。

 キャンペーンでは、山林で遭遇しないための注意点として「食べ残しなどエサになるものを放置しない」「音が鳴るグッズを常に鳴らして存在をアピール」、遭遇した場合には「背を向けて走って逃げない」「目を離さずに静かにゆっくり後ずさる」――を掲げ、SNSなどで発信する。

 県公式LINEを通して、クマの目撃情報を共有できるアプリ「Bears(ベアーズ)」の積極的な活用も促している。

 達増知事は17日の定例記者会見で、「クマとの遭遇リスクを避け、安全を最優先に行動していただきたい」と呼びかけた。