鈴木農相

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 鈴木農相は17日の閣議後記者会見で、2026年産米について、主食用以外で「25万トン程度の増産が可能だ」と述べ、需要を上回る生産が見込まれる主食用米からの転換を促した。

 1月末時点の作付け意向調査では、加工用の生産見通しは23万トン程度で、需要見込みの27万トンに対して4万トン足りないという。同様に、輸出用で2万〜4万トン、米粉用で約4万トン、備蓄用で約13万トンが不足すると見込まれ、鈴木氏は「まだまだ生産してもらえればありがたい」と呼びかけた。

 コメ価格の高騰を受けて25年産は主食用米の増産が進み、在庫が増えている。今年1月末時点の作付け意向に基づけば、26年産の主食用米の生産量は732万トンと、需要見通しを最大で36万トン程度上回っており、さらに在庫が膨らみかねない。

 加工用米などが不足し、主食用米が余る事態を防ぐため、鈴木氏は「需要に応じた生産は、国内外の需要を創出した上で、その需要を満たしていくことだ」と指摘し、生産者団体などと意見交換する考えを示した。